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最終更新日:2022年9月14日
WAA Wireless Antenna
Green-GO WAAアンテナはワイヤレスベルトパックWBPX / WBPXSPと他のGreen-GOデバイス間の接続ポイントです。各アンテナは最大4台の同時接続ユーザーをサポートし、同一システム内に複数のアンテナを配置することで、ワイヤレスユーザー数を増やしたり、特定ユーザーの使用可能範囲を拡張することができます。
埋め込み式メス3/8インチネジと付属の直角取り付けブラケットにより、素早く簡単に取り付けが可能です。電源は、デバイスのイーサコンポートに接続されたネットワークケーブルを通じてPoEで供給されるか、mini-B USB 2.0ポート経由で供給されます。
Green-GOワイヤレスは1.9GHzの"DECT"規格の周波数帯で動作し、RF環境の状態や特性にもよりますが、デフォルトでは50-300mエリアで最大10接続(Japanモードの場合)をサポートします。
ボックスの内容
Green-GO WAAワイヤレスアンテナには、以下のパッケージ内容が付属します:
- 1 x Green-GO WAAワイヤレスアンテナ
- 1 x 金属ブラケット
- 1 x クイックスタートガイド
オプションのGreen-GOアクセサリー
- Green-GO USB 電源
- Green-GO WBPX ワイヤレスベルトパックX
- Green-GO WBPX ワイヤレス ベルトパックXスポーツ
- Green-GO PoE ネットワークスイッチ
デバイスの概要
バックパネル
10/100 Mbps Neutrik EtherCON(PoE給電対応)
10/100 MbpsのNeutrik EtherCONは、電源の供給およびローカルネットワークへ接続します。
3/8インチ三脚ソケット
金属製の3/8インチ三脚ソケットにより、スタンドまたはクランプを使った柔軟な取り付けが可能です。
ステータスLED
RGBステータスLEDは、現在のデバイスおよび接続の状態等をユーザーに知らせます。
ボタン
は、主に「over-the-air」(無線)ペアリングモードを有効にするために使用されます。
Mini-USBポート
Mini-USBポートは代替電源として使用することができます。これにより、PoEネットワークスイッチを使用しない運用が可能となります。
ユーザーインターフェース
Green-GO WAAワイヤレスアンテナのユーザーインターフェースは、デバイスの底面にある1つの
と1つのステータスLEDのみで構成されています。
Boot Modeにするためにも使用できます。
の主な用途は、over-the-air(無線)ペアリングモードを有効にすることです。他には、DECTモジュールをクリアする、または、デバイスを
ベルトパックのペアリング
Green-GO WAAワイヤレスアンテナには、最大4台の無線ベルトパックを接続できます。DECT規格の仕様に基づき、両方の接続パートナーは互いに認証をする必要があります。このプロセスは一般的にペアリング と呼ばれます。
Green-GO 5では、ワイヤレスDECTペアリングの設定が見直されました。アドホックover-the-airペアリングおよびX-Pool接続が明確に区別されています。これらのペアリングはプール毎に行われ、各プールそれぞれに最大4台のワイヤレスベルトパックを登録出来ます。
1つのGreen-GOシステムで異なるタイプのプールを複数持つことは可能です。ただし、すべてのプールは同じDECT周波数空間を共有します。そのため、接続可能な数は限られており、ローカル環境に影響されます。
ヒント:各地で使用可能な台数の推定については、ガイダンスをご確認ください。
アドホックover-the-airプールは、デバイス本体のみで設定および管理されます。つまり、ソフトウェアからデバイスを追加または削除することはできません。また、このモードを使用してのローミングはサポートされていません。
X-Pool接続は、Green-GO ControlソフトウェアにベルトパックをUSB経由で接続して設定します。最大7つのアンテナ間のローミングが可能です。
注意:このデバイスのマニュアルは、アドホックover-the-airプールのペアリングのみを対象としています。X-Poolのペアリングの詳細については、ワイヤレス接続に関するガイドをご覧ください。
デバイスの準備
ペアリングの設定を始める前に、すべての関連デバイスのDECTモジュールをクリアすることが推奨されます。モジュールをクリアすることにより、既存のペアリングがすべて削除され、アクティブな接続がすべてリセットされます。
アンテナのDECTモジュールの初期化
以下の手順で、WAAアンテナのDECTモジュールをクリアします:
- 電源を入れると、WAA無線アンテナは、ステータスLEDで現在の状態を表示します。このとき、以下のシーケンスに続き、ローカルネットワークに設定メンバーが存在しないことを示す、赤色の短い点滅が続くことがあります。
- デバイスの底面にある を約2秒間押します。ステータスLEDが緑色に素早く点滅し、ゆっくりとした赤色の点滅に切り替わり、ペアリングモードが有効であることを示します。
- を約10秒間押し続け、DECTモジュールのリセットを開始します。クリアプロセスを開始する間、ステータスLEDは中程度の頻度で赤色に点滅します。プロセスが初期化されると、ステータスLEDは、短い緑色の点滅に続く非常に長い赤色の点滅にパターンが変わります。
- を離します。
- リセットが完了するまで約20秒かかります。リセットが終了すると、ステータスLEDの点灯パターンがOTAの状態に戻ります。
ベルトパックのDECTモジュールの初期化
WBPXまたはWBPXSPワイヤレスベルトパックのDECTモジュールは、DECTセットアップメニューでクリアすることができます。このプロセスを開始すると、「Program Wireless」というメッセージのポップアップが表示されます。メッセージが消えると、処理は完了します。
セットアップメニューガイド
Setup Menu
└──> DECT
└──> Information
└──> Clear RF
└──> Yes Reset
OTAペアリングの設定
デバイスのペアリングは順番に行われるため、一度にペアリングできるデバイスは1台のみです。
お知らせ:over-the-airペアリング方式では、単一のペアリングを削除または上書きすることはできません。アンテナのペアリングを解除する唯一の方法は、そのDECTモジュールをリセットすることで、接続されているすべてのデバイスを切断し、すべてのペアリングを解除します。
アンテナでペアリングモードを有効にする
ワイヤレスデバイスをペアリングする前に、Green-GO WAAワイヤレスアンテナでペアリングモードを有効にする必要があります。このためには、
を約2秒間押します。
ステータスLEDが緑色に素早く5回点滅し、ゆっくりとした赤色の点滅に変わり、ペアリングモードが有効であることを示します。
ペアリングモードが有効な場合、現在設定されているスロットIDをステータスLEDが緑色に点滅して表示します。
4つの空きスロットがすべて占有されている、または、X-Poolモードに設定されているアンテナは、ペアリングモードに入ることを拒否し、赤/緑に中程度の交互点滅をすることにより、そのことを示します。
ベルトパックのペアリング
次に、DECTセットアップメニューに移動し、ワイヤレスベルトパックのペアリングを開始することができます。ここで、Pair Antennaを選択してペアリングを開始できます。この項目がない場合、ベルトパックはすでにアンテナに接続されています。この場合は、DECTモジュールを初期化する必要があります。
ベルトパックのポップアップでペアリングのステータスが通知されます。
セットアップメニューガイド
Setup Menu
└──> DECT
└──> Pair Antenna
└──> Start Pairing
技術仕様
一般事項
コネクター :
Neutrik RJ45 etherCON (10/100 Mbps) x1、 miniUSB x1
ユーザーコントロール:
x1
取り付け:
⅜" インチネジ x1、 90°取り付けブラケット x1
電源入力:
パワーオーバーイーサネット: IEEE 802.3af 48-56 Vdc
USB (オプション):5 Vdc
消費電力:
通常2.5W、最大4.5W
寸法(H/W/D):
41 x 95 x 119 mm
重量:
218 g
環境:
周囲温度:0°~ +55°C
ワイヤレス
DECT
対応する規格:
EU-DECT(CAT-iq V2.0、V3.0(部分的))、DECT 6.0(北米)、J-DECT(日本)
認証:
ETSI(EU-DECT、ETSI 300 444およびETSI 301 406に準拠)
FCC (DECT 6.0)
MIC (J-DECT認証済み)
周波数帯域:
1870 MHz ‒ 1930 MHz
受信感度:
< -93 dBm
トランシーバー出力:
EU: 23 dBm (1881 - 1897 MHz)
USA: 20 dBm (1921 - 1928 MHz)
日本: 23 dBm (1895 - 1903 MHz)