Green-GO Intercom System Documentation

最終更新日:2022年9月14日

SI2WR Slim 2-Wire Interface

 

SI2WR Dynamic View

 

SI2WR 2 ワイヤーインターフェースは、シングルポート4 ワイヤーデバイスです。4ワイヤーデバイスで、1チャンネルのアナログ 2 ワイヤーインカムを統合するために使用され、2つのフォーマット間で全二重オーディオとコールシグナルの両方をシームレスに変換します。フルカラーのOLEDディスプレイを備えており、チャンネルに関する情報を表示します。デバイスの前面にある4つのボタンを使用して設定が可能で、他のGreen−GOデバイスと同じ機能や特徴にアクセスできます。

 

2ワイヤーシステムへの接続はXLR3F1本で可能です。デバイスのEtherconポートに接続されたネットワークケーブルを通してPoE経由で給電されます。

 

オーディオラインの設定は自動プロセスではありません。2ワイヤーシステムが確立された後、2つのシステム間のオーディオのバランスを取るためにオートNULLを行う必要があります。通常、この接続は1つのグループとして表示されますが、プログラムオーディオやアナウンス機能など、Green−GOの追加機能も利用できます。

 

ボックスの内容

 

Green−GO SI2WR Slim 2−Wire Interfaceのパッケージコンテンツは次のとおりです:

 

  • 1 x Green-GO SI2WR slim 2-wire interface

オプションのGreen−GOアクセサリ

  • Green−GO PoEネットワークスイッチ

 

デバイスの概要

 

フロントパネル

 

SI2WR Front Panel

 

ボタン(4個)

4個のボタンを使用してセットアップメニューの操作および入力を行います。

 

RGBステータスLED(4個)

デバイスまたはチャンネルのステータスがパワフルなRGB LEDで表示されます。

 

OLEDディスプレイ(1個)

高コントラストのカラーOLEDディスプレイに、チャンネルやデバイスの情報が鮮明かつコンパクトに表示されます。

 

バックパネル

 

SI2WR Back Panel

 

PoE電源の10/100 Mbps Neutrik EtherCON(1個)

10/100 Mbps Neutrik EtherCONは、電源入力とローカルネットワークへの接続を兼ねています。

 

Neutrik XLR3−メス2ワイヤーライン(1個)

パワード2−ワイヤーシステム用Neutrik XLR3Fコネクター

 

ユーザーインタフェース

 

SI2WR User Interface

 

SI2WR スリム 2−ワイヤーインターフェイスのユーザーインタフェースは、コンパクトかつ分かり易く作られています。現在インタフェースにリンクされているユーザーが上部に表示されます。

 

現在有効なチャンネルおよび接続された2−ワイヤーシステムから送られてくる信号レベルが、ユーザー名の下に表示されます。

 

画面下部には、現在受信中のチャンネルと接続された2−Wireシステムに送信される受信信号レベルが表示されます。

 

2−ワイヤー接続の設定

 

使用しているデバイスのセットアップメニューを使用して、2−Wire接続を簡単に設定することができます。この作業の準備としては、少なくとも1つのユーザーと1つのグループを含む設定ファイルです。

 

準備

 

ユーザーの選択

 

コンフィギュレーションを想定して、 次に行う手順はデバイスまたはポートにユーザーを選択することです。

 

User メニューに移動し、 Select User の入力欄にユーザーを割当てます(割当てし直します)。

 

セットアップメニューガイド

Setup Menu

└──> User

   ├──> Select User

     └──> Available Users

 

チャンネルの割当て

 

通信を可能にするには、少なくとも1個のチャンネルを割当てる必要があります。

 

簡単な設定では、ほとんどの2−ワイヤー統合において、1つのグループをターゲットとする1つのチャンネルがあれば十分です-これにより、デバイスまたはポートは、両方のシステムの複数のユーザーから通信を受信することができます。

 

セットアップメニューガイド

Setup Menu

└──> User

   ├──> ...

   ├──> Channels

     └──> Channel ID

        ├──> Assign: -

          ├──> Group

             └──> Available Groups

 

チャンネルの設定

 

2−ワイヤーシステムからの通信をGreen−GOユーザーに送信するには、チャンネルのトーク機能を有効にする必要があります。

 

複数の方法で、チャンネルのトーク機能を有効にすることができます(ボタンを押す、スクリプトを実行する、GPI接点との連動など)。

 

しかし、最も簡単な方法は、いずれか1個のユーザーチャンネルで Channel ModeAutotalk または Auto Replyに設定する方法です。後者は、オーディオを受信するとすぐにチャンネルのトークがトリガーされるリモートイネーブルまたはリッスンインとして動作します。

 

ヒント:チャンネルの Listen ステートでは、Green−GO システムからの通信を、2−ワイヤーシステムに送信するかどうかを定義します。また、チャンネルの Level では、それぞれの音量を個別に調整します。

 

セットアップメニューガイド

Setup Menu

└──> User

   ├──> ...

   ├──> Channels

     └──> Channel ID

        ├──> Assign: Ring A 1

        ├──> ...

        ├──> Listen: On 2

        ├──> Level: 0dB 3

        ├──> ...

        └──> Channel Mode 4

          ├──> ...

          ├──> Auto Reply 5

          ├──> Autotalk 6

          └──> ...

  1. グループを割り当てます (例:リングA) 。
  2. チャンネルがミュートされていないことを確認します。
  3. チャンネルに適切な音量を設定します。
  4. チャンネルでオートトークを有効にします。
  5. 音声を受信中に自動的にチャンネルを開きます。
  6. 全ての受信音声を送信するために、常にチャンネルを開きます。

 

オーディオの設定

 

実際の接続は 2-Wire Port メニュー内で設定します。ここで、いくつかの手順を以下に示す順に実行する必要があります:

 

  1. 接続された2−ワイヤーシステムに適切なプリセットを選択してautonulling を設定します。
  2. 電源切断時に誤ってnulling 処理されることがないように、 Autonull on Boot を無効にします。
  3. 接続された2−ワイヤーシステムに応じて、コールの送信モードを設定します。
  4. 使用する2−ワイヤーシステムの接続、およびすべてのケーブルの端末処理が適切であることを確認します。また、2−ワイヤーシステムのすべてのマイクをミュートにし、nulling 処理のプロセスにバックグラウンドノイズによる影響が出ないようにします。
  5. Autonull オプションを選択して、ラインのnulling 処理を開始します。

nulling 処理が完了したら、オーディオ接続を調整し最適化することができます。これは、右側のVUメーターを監視し、 From 2-WireTo 2-Wireのプロパティを変更することで行います。

 

注意: Autonull を実行すると、 From 2-Wire および 2-Wire のプロパティが自動的に調整され、調整が上書きされる可能性があることにご注意ください。

 

セットアップメニューガイド

Setup Menu

├──> ...

└──> 2-Wire Port

   ├──> Preset: Techpro 1

   ├──> Autonull

   ├──> Autonull on Boot: Off

   ├──> Call Mode: DC 2

   ├──> From 2-Wire: -

   ├──> ...

   ├──> To 2-Wire: -

   └──> Limiter: Off 3

  1. 2ワイヤーシステムに適したプリセットを選択します。
  2. コールシグナルに適したモードを設定します。
  3. 出力リミッターを無効にします。

 

 

 

セットアップメニューから、ほぼすべてのユーザーおよびデバイスの設定プロパティにローカルでアクセスすることができます。セットアップメニューでのすべての変更は、デバイスのローカルで行われ保存されますが、Green−GO Controlソフトウェアを使用して簡単にコンフィギュレーションファイルと同期させることができます。これらの設定は、上書きされない限りデバイス上で保持されます。

 

One Channel Interfaces Setup Menu

 

セットアップメニューには、左側の2個のボタン (ボタン 1+ボタン 2)を順に押すことでアクアスできます。

 

One Channel Interfaces Setup Menu

 

セットアップメニューに入ると、左側のボタンの機能が変化します:

 

ボタン 1 (左上) は選択または値を確定し、ボタン 2 (左下) は現在の(サブ)メニューを終了するか、または選択した値をキャンセルします。

 

右側の2個のボタン (ボタン 3ボタン 4) は、選択肢の変更または選択した値を変更するときに使用します。

 

(サブ)メニューを終了するには、メニューの Exit または Cancel、あるいは ボタン 2 (左下)を使用します。

 

セットアップメニューへのアクセスは、Green−GO Controlソフトウェアを使用して、設定ファイルまたはユーザーのセキュリティオプションを設定することで制限することができます。制限されたセキュリティ設定では、ユーザーがアクセス時に Tech Pincode の入力を求められる場合があります。

 

ヒント:セキュリティオプションに関する詳細については Config Securityをご参照ください。

 

セットアップメニューガイド

Setup Menu

├──> User

│  ├──> Select User

│  │  └──> Users

│  ├──> Channels

│  │  └──> Channel ID

│  │     ├──> Assign

│  │     ├──> Listen Override

│  │     ├──> Listen

│  │     ├──> Level

│  │     ├──> Talk Mode

│  │     ├──> Priority

│  │     ├──> Listen Mode

│  │     ├──> Call Mode

│  │     ├──> Cue Mode

│  │     └──> Channel Mode

│  ├──> Special Channels

│  │  ├──> Direct

│  │  │  ├──> Level

│  │  │  ├──> Priority

│  │  │  └──> Cue Mode

│  │  ├──> Program Audio

│  │  │  ├──> Assign

│  │  │  ├──> Level

│  │  │  └──> Dim

│  │  ├──> Announce

│  │  │  ├──> Assign

│  │  │  └──> Level

│  │  └──> Emergency

│  │     ├──> Assign

│  │     └──> Level

│  ├──> Settings

│  │  ├──> Active Time

│  │  ├──> Reply Mode

│  │  ├──> Isolate

│  │  ├──> Tone Level

│  │  ├──> Alert Tone

│  │  ├──> Room

│  │  ├──> Room Dim

│  │  ├──> Room Output

│  │  ├──> Priority Dim

│  │  ├──> Popup

│  │  └──> Cue Timeout

│  └──> Script

│     ├──> Load Script

│     └──> Status

├──> 2-wire port

│  ├──> preset

│  ├──> Autonull

│  ├──> Autonull on boot

│  ├──> Call mode

│  ├──> From 2-wire

│  ├──> Compressor

│  ├──> Gate Threshold

│  ├──> Gate Hold

│  ├──> To 2-wire

│  └──> Output limiter

├──> Device

│  ├──> LED intensity

│  ├──> LED timeout

│  └──> Screen timeout

├──> Connection

│  └──> Mode: Local

├──> Config

│  ├──> Join Config

│  ├──> Default Config

│  └──> Factory Default

├──> Network

│  └──> Dynamic: On

└──> Info

  ├──> Name

  ├──> Config

  ├──> IP

  ├──> Firmware

  ├──> Serial

  ├──> Cloud

  ├──> Encryption

  ├──> Uptime

  └──> Reset Defaults

 

User

 

The User サブメニューには、次のようなユーザーに関する設定項目があります:

  • デバイスにリンクされているユーザー
  • チャンネルコンフィギュレーション
  • 4つの特殊チャンネル用のコンフィギュレーション
  • 一般的なユーザー設定(カラー、通信設定など)
  • スクリプト管理

ユーザーの選択

 

AVAILABLE USERS

このメニューでは、有効な設定ファイルで利用可能なユーザーが一覧表示されます。

 

セットアップメニュー: User ▸ Select User
設定オプション: 設定ファイルで定義する
デフォルト: 設定なし

 

チャンネル

 

チャンネル1~32

 

32チャンネルのそれぞれについて以下が使用できます。

 

ASSIGN

 

このメニューから、チャンネルの通信ターゲットを選択することができます。このメニューを入力すると、アクティブな設定ファイル内の利用可能なグループおよびユーザーが予めフィルタリングされて表示されます。

 

 

セットアップメニュー: User ▸ Channels ▸ ID ▸ Assign
設定オプション: None、 Groups、 Users
デフォルト: 設定なし

 

LISTEN OVERRIDE

 

このオプションでは、チャンネルに個別のリッスンソースを定義することができます。ユーザーは割り当てられた主なターゲットとトークし、ここで定義されたグループをリッスンします。

主な使用ケースは、複数の受信者へのコマンド通信を許可する一方、可能なフィードバックをプライベートに保つことですことができます(フォロースポット発信者1人、オペレーターなど複数のフォロースポットなど)。

 

セットアップメニュー: User ▸ Channels ▸ ID ▸ Listen Override
設定オプション: None、 Groups
デフォルト: 設定

 

LISTEN

 

チャンネルは設定したチャンネル レベルと切り離して有効またはミュートにすることができます。 チャンネルの Listen 状態は、設定したチャンネルレベルを失うことなく、簡単にオン・オフの切り替えができます。

 

このオプションは Listenモードの影響を受ける可能性があります。

 

セットアップメニュー: User ▸ Channels ▸ ID ▸ Listen
設定オプション: Muted、 On
デフォルト: On

 

LEVEL

 

このオプションでは、チャンネルの出力レベルを定義します。

 

セットアップメニュー: User ▸ Channels ▸ ID ▸ Level
設定オプション: − 40 dB~+12 dB (1 dB刻み)
デフォルト: 0 dB

 

Talkモード

 

Talk モード は、トークボタンを使用してどのように vox通信を作動させるかを定義します。

 

モード

説明

Disabled

チャンネルのトーク機能を無効にするオプション

Momentary

プッシュトゥトーク形式の操作を有効にするオプション

Latch

トグルの役割を果たすオプション:最初のプッシュでトークが有効になり、2回目のプッシュでトークが無効になります。

Latch/Mom

操作を混合させることができるオプション。短く押すとラッチトグルとなり、長押しするとモーメンタリー通信ができます。

 

セットアップメニュー: User ▸ Channels ▸ ID ▸ Talk Mode
設定オプション: Disabled、 Momentary、 Latch、 Latch/Mom
デフォルト: Latch/Mom

 

 

PRIORITY

 

チャンネルには、3つの優先度を設定することができます。例えば、より優先度の高いチャンネルによる送信があった場合、優先度の低い通信を減衰させることができます (Priority Dim)。

 

セットアップメニュー: User ▸ Channels ▸ ID ▸ Priority
設定オプション: Low、 Normal、 High
デフォルト: Normal

 

LISTEN MODE

 

Listen 状態は、ミュートまたはミュート解除されたチャンネルを定義します。Listenモードオプションは、チャンネルのListen状態をトグルするかどうか、およびその方法を定義します。

 

モード

説明

Listen On Talk

チャンネルでのトークが有効になるとすぐに、チャンネルの Listen 状態を有効にします(ミュート解除)。モードチャンネルのトークを無効にすると、 Listen 状態が再び無効になります(ミュート)。

No Listen On Talk

アクティブなトークはチャンネルのListen 状態に影響を及ぼすことはありませんが、チャネルは Isolate 機能を遵守します。

Ignore Isolate

Isolate 機能を無視するモード

Fixed

Listen 状態を変化させないモード

 

セットアップメニュー: User ▸ Channels ▸ ID ▸ Listen Mode
設定オプション: Listen On Talk、 No Listen On Talk、 Isolate Ignore、 Fixed
デフォルト: Listen On Talk

 

CALL MODE

 

このオプションは、チャンネルでcall signals を送信および/または受信できるかどうかを定義します。

 

モード

説明

Disabled

チャンネルのコール信号を無効にするオプション

Recv Only

コール信号をチャンネルで受信することができます。

Send Only

コール信号をチャンネルに送信することができます。

Send/Recv

チャンネルでのコール信号の送受信ができるモード
セットアップメニュー: User ▸ Channels ▸ ID ▸ Call Mode
設定オプション: Disabled、 Recv Only、 Send Only、 Send/Recv
デフォルト: Send/Recv

 

CUE MODE

 

Cueモード は、受信するcue signalの処理方法を定義します。

 

モード

説明

Normal

3段階のキュー信号と手動での即答ができるオプション

Auto Answer

このチャンネルで受信するキュー信号 に自動的に応答し、準備と実行の段階を短縮します。

Ignore

受信するキュー信号 を無視するオプション。送信されるキュー信号に対し、他のデバイスが応答する場合があります。

 

セットアップメニュー: User ▸ Channels ▸ ID ▸ Cue Mode
設定オプション: Normal、 Auto Answer、 Ignore
デフォルト: Normal

 

CHANNEL MODE

 

Channel モード では、複雑なチャンネル設定を簡単に自動化することができます。自動応答やGPIOコントロールなどをここで設定することができます。

 

モード

説明

Normal

デフォルトの設定。音声通信の受信時はチャンネルが動作しません。

No Reply

チャンネルの Answer/Reply 機能を無効にするオプション

Reply Direct

このオプションを設定すると、 Answer/Reply 機能はグループの最後にアクティブだったメンバーにのみ応答します。

Auto Reply

音声通信を受信するとすぐに、チャンネルのトーク機能を自動的に有効にするオプション

Autotalk

有効化された入力がアクティブになるとすぐにチャンネルを自動で開くオプション

Solo Talk

そのチャンネルのトーク機能がアクティブに設定されている場合、他のチャンネルのトーク機能を自動的に無効にするオプション

GPIO Control

チャンネルに特別なGPIOコントロールデータパケットを送信し、そのチャンネルのトーク機能を無効にします

 

セットアップメニュー: User ▸ Channels ▸ ID ▸ Channel Mode
設定オプション: Normal, No Reply, Reply Direct, Auto Reply, Autotalk, Solo Talk, GPIO Control
デフォルト: Normal

 

特別なチャンネル

 

32のチャンネルの他に、各ユーザーは4つの特別なチャンネルを使用することができます。

 

  • プライベート通信用の一時的な二重チャンネル
  • パッシブなプログラムオーディオチャンネル
  • パッシブなアナウンスチャンネル
  • パッシブなエマージェンーチャンネル

 

Direct

 

Directチャンネルは、一時的なチャンネルで、双方向に機能します。

 

32チャンネルのいずれにも設定されていないリモートユーザーが、このデバイスリンクされたユーザーにコンタクトしてきた場合に、このチャンネルがすぐに作られます(音声通信、コール信号、キュー信号)。

 

LEVEL

 

このオプションは、チャンネルの出力レベルを定義します。

 

セットアップメニュー: User ▸ Special Channels ▸ Direct ▸ Level
設定オプション: Mute、−40 dB~+12 dB(1 dB刻み)
デフォルト: 0 dB

 

PRIORITY

 

チャンネルには、3つの優先度を設定することができます。例えば、より優先度の高いチャンネルによる送信があった場合、優先度の低い通信を減衰させることができます(Priority Dim)。

 

セットアップメニュー: User ▸ Special Channels ▸ Direct ▸ Priority
設定オプション: Low、Normal、High
デフォルト: Normal

 

CUE MODE

 

Cue Mode は、受信するキュー信号の処理方法を定義します。

 

モード

説明

Normal

3段階のキュー信号と手動での即答ができるオプション

Auto Answer

このチャンネルで受信するキュー信号 に自動的に応答し、使用されているステージを減らし、応答性を上げるオプション

Ignore

受信するキュー信号 を無視するオプション。送信されるキュー信号に対し、他のデバイスが応答する場合があります。

 

セットアップメニュー: User ▸ Special Channels ▸ Direct ▸ Cue Mode
設定オプション: Normal、Auto Answer、Ignore
デフォルト: Normal

 

Program

 

プログラムオーディオ用のチャンネルはパッシブ(Listen専用)であり、ユーザーはこのチャンネルではオーディオの受信のみが可能です。チャンネルはグループを通してオーディオを受信します。チャンネルの音量は独立して調節でき、ユーザーが32の通常チャンネルでオーディオ信号を受信した場合は、ディミングが可能です。

 

ASSIGN

 

このメニューでは、チャンネルの通信ターゲットを選択することができます。このメニューを入力すると、アクティブな設定ファイルで利用可能なグループおよびユーザーへのアクセスを簡単にするためのプレフィルターが表示されます。

 

セットアップメニュー: User ▸ Special Channels ▸ Program ▸ Assign
設定オプション: None、Groups
デフォルト: None

 

LEVEL

 

このオプションは、チャンネルの出力レベルを定義します。

 

セットアップメニュー: User ▸ Special Channels ▸ Program ▸ Level
設定オプション: Mute、−40 dB~+12 dB (1 dB刻み)
デフォルト: 0 dB

 

DIM

 

他のチャンネルがアクティブになるとすぐに、プログラムオーディオチャンネルを自動的に減衰させることができます。

 

セットアップメニュー: User ▸ Special Channels ▸ Program ▸ Dim
設定オプション: Mute、−24 dB~−6 dB、Off (6 dB刻み)
デフォルト: Off

 

Announce

 

アナウンスチャンネルはパッシブチャンネルで(Listen専用)、通常チャンネルよりも高い優先度で送信を行います。このチャネルで受信するオーディオ通信は、Priority Dimの設定に応じて、通常チャンネルの通信を減衰させることができます。

 

アナウンスチャンネルは、グループからオーディオを受信します。このチャンネルにオーディオを送信するには、ユーザーの32の通常チャンネルのいずれかに、設定したグループを割り当てる必要があります。

 

注意:グループを介した通信は、進行中のユーザー通信の障害となる可能性があるため、アナウンスチャンネルのソースグループへのトークアクセスは慎重に設定する必要があります。

 

ASSIGN

通信ターゲットを選択することができます。このメニューを入力すると、アクティブな設定ファイルで利用可能なグループおよびユーザーへのアクセスを簡単にするためのプレフィルターが表示されます。

 

セットアップメニュー: User ▸ Special Channels ▸ Announce ▸ Assign
設定オプション: None、Groups
デフォルト: None

 

LEVEL

 

このオプションは、チャンネルの出力レベルを定義します。

 

セットアップメニュー: User ▸ Special Channels ▸ Announce ▸ Level
設定オプション: Mute、−40 dB~+12 dB (1 dB 刻み)
デフォルト: 0 dB

 

エマージェンシー

 

エマージェンシー(緊急)チャンネルは、最も高い優先度で送信を行うパッシブチャンネル(Listen専用)です。このチャンネルでオーディオ通信を受信すると、32の通常チャンネルでの通信がミュートになります

 

エマージェンシーチャンネルは、グループを介してオーディオ通信を受信します。このチャンネルにオーディオを送信するには、ユーザーの32の通常チャンネルのいずれかに、設定したグループを割り当てる必要があります。

 

注意:グループを介した通信は、進行中のユーザー通信の障害となる可能性があるため、エマージェンシーチャンネルのソースグループへのトークアクセスは慎重に設定する必要があります。

 

ASSIGN

 

通信ターゲットを選択することができます。このメニューではチャンネルの通信ターゲットを選択することができます。このメニューに入ると、アクティブなコンフィギュレーションファイルの使用可能なグループとユーザーに簡単にアクセスできるプレフィルターが表示されます。

 

セットアップメニュー: User ▸ Special Channels ▸ Emergency ▸ Assign
設定オプション: None、Groups
デフォルト: None

 

LEVEL

 

このオプションは、チャンネルの出力レベルを定義します。

 

セットアップメニュー: User ▸ Special Channels ▸ Emergency ▸ Level
設定オプション: Mute、−40 dB~+12 dB (1 dB 刻み)
デフォルト: 0 dB

 

Settings

 

ユーザー設定では、グローバルコミュニケーション機能を設定します。これらの設定は、すべてのチャンネルの通信に影響を及ぼすもので、チャンネルごとに調整することはできません。

 

ACTIVE TIME

 

アクティブタイム は、最後の音声通信を受信した後、 チャンネルをアクティブなままにしておく遅延時間を定義します。主な用途は、チャンネルが無効になってしまう前に、ユーザーが送信チャンネルを特定できるようにします。

 

注意:この設定は、Answerの状態をアクティブに設定することで、 Answer/Reply などのGreen−GO Engine の一部の機能に直接影響を及ぼします。

 

セットアップメニュー: User ▸ Settings ▸ Active Time
設定オプション: 0.5 sec、1 sec、2 sec、5 sec、30 sec、60 sec、120 sec
デフォルト: 5 seconds

 

REPLY MODE

 

Replyモードは、 Answer/Reply 機能の動作を定義します。

 

モード

説明

Disabled

Answer/Reply 機能を無効にするオプション

Active

Answer/Reply 機能を有効にして、現在進行中のすべての音声通信に応答するオプション

Last

このオプションは、最後に着信した送信のみに応答する Answer/Reply 機能を有効にします。

 

セットアップメニュー: User ▸ Settings ▸ Reply Mode
設定オプション: Disabled、 Active、 Last
デフォルト: Last

 

ISOLATE

 

この機能は、Active Talk が有効になっていないすべてのチャンネルをミュートにします。トーク機能が有効になっているチャンネルがなくなるとすぐに、チャンネルのミュートは解除されます。

 

この機能は、多忙なシステムで受信音声を制御するのに役立ちます。受信音声をアクティブなユーザーの通信に制限します。

 

セットアップメニュー: User ▸ Settings ▸ Isolate
設定オプション: Disabled、 Enabled
デフォルト: Disabled

 

TONE LEVEL

 

トーンレベルは、キュー信号や Alert Callなどのすべてのアラーム信号の音量を定義します。

 

セットアップメニュー: User ▸ Settings ▸ Tone Level
設定オプション: Mute、−24 dB~0 dB (6 dB刻み)
デフォルト: -12 dB

 

ALERT TONE

 

この設定では、 Alert Call やキュー信号のような、アラーム信号のタイプを定義します。

 

セットアップメニュー: User ▸ Settings ▸ Alert Tone
設定オプション: Fast、Slow、Pulse
デフォルト: Fast

 

ROOM

 

この設定では、コンフィギュレーションファイル内の利用可能なRoomをユーザーに割り当てます。

 

セットアップメニュー: User ▸ Settings ▸ Room
設定オプション: None、Available Rooms
デフォルト: 設定なし

 

ROOM DIM

 

Room Dimオプションは、設定されたRoom からのオーディオ信号を減衰するかどうか、およびその方法を設定します。この設定による影響を受ける出力は、Room Outputオプションで定義します。

 

セットアップメニュー: User ▸ Settings ▸ Room Dim
設定オプション: Mute、−24db~−6 dB (6 dB刻み)、Off
デフォルト: Off

 

ROOM OUTPUT

 

Room Output オプションは、設定されたRoom からのオーディオ信号をどのハードウェア出力で減衰するかを定義します。減衰自体の設定は Room Dimで設定します。

 

セットアップメニュー: User ▸ Settings ▸ Room Output
設定オプション: Both、1、2
デフォルト: Both

 

PRIORITY DIM

 

Priority Dim プロパティは、オーディオがより優先度の高いチャンネルで送信されたときに、優先度の低いチャンネルをどれくらい減衰させるかを定義します。32の一般チャンネルのそれぞれについて、3つのプロパティの1つを設定することができます。

 

この設定を有効にし、チャンネルプロパティを定義することで、通信量の多いユーザーステーションが管理しやすくなります。

 

注意:この設定は、特別なチャンネル、 EmergencyProgram Audioの動作には影響を及ぼしません。

 

セットアップメニュー: User ▸ Settings ▸ Priority Dim
設定オプション: Mute、−24 dB~−6 dB (6 dB刻み)、Off
デフォルト: Off

 

POPUP

 

この設定は、ユーザーに対してポップアップを表示するかどうか、またどのポップアップを表示するかを定義します。

 

モード

説明

System Only

最低限の設定。設定の結合などのシステムイベントに関するシステムポップアップは必ず表示されます

Cue

システムの通知および受信する キュー信号のポップアップを表示させるオプション

Cue+Direct

システムイベント、キュー信号、および一次的な直通通信用の特別なチャンネルでの通信に関するポップアップを表示させるオプション

Cue/Direct/Extended

システムイベント、キュー信号、直通通信、およびUIからは直接利用することのできない(非表示の)チャンネルでの通信に関するポップアップを表示させるオプション

 

セットアップメニュー: User ▸ Settings ▸ Popup
設定オプション: System Only, Cue, Cue+Direct, Cue/Direct/Extended
デフォルト: Cue/Direct/Extended

 

CUE TIMEOUT

 

この設定では、送信されるGOのキュー信号のホールドタイムを定義します。

 

セットアップメニュー: User ▸ Settings ▸ Cue Timeout
設定オプション: 0.5 sec、1 sec、2 sec、5 sec、30 sec、60 sec、120 sec
デフォルト: 5 sec

 

スクリプト

 

Loaded Script

 

このメニューは、現在ロードされているスクリプトが表示され、設定ファイル内に保存されたスクリプトをロードすることができます。

 

AVAILABLE SCRIPTS

 

このサブメニューは、現在ロードされているスクリプトをクリックすることで使用でき、コンフィギュレーションファイルに保存されているすべてのスクリプトが一覧表示されます。

 

セットアップメニュー: User ▸ Scripts ▸ Script Name
設定オプション: 使用可能なスクリプト
デフォルト: 設定なし

 

Status

 

このプロパティでは、現在ロードされているスクリプトの現在の状態が表示されます。

 

2-Wire Port

 

2−ワイヤーポート メニューには、2−ワイヤーシステム統合に関連するあらゆる設定が含まれています。

 

PRESET

 

プリセット プロパティでは、一般的な入力および出力ゲインを定義することができます。

 

一般に、 オートヌル 機能を実行して正確な結果を得るには、このプロパティを正しく設定することが重要になります。

 

セットアップメニュー: 2-Wire Port ▸ Preset
設定オプション: Disabled、RTS、ClearCom、TechPro、ASL、−6 dB~−18 dB(3 dB刻み)
デフォルト: Disabled

 

AUTONULL

 

オートヌル 機能は、2−ワイヤーラインにサイン信号を出力して2−ワイヤー接続を設定し、Green−GOシステムでのオーディオのフィードバックを防ぐために、自身の入力信号を除去するフィルタを調整するために、2ワイヤーラインに正弦信号を出力します。

 

警告:本機能の実行中、2ワイヤーシステムの音声フィードバック(例えば、マイクが開いていることによって引き起こされる)を避けることが非常に重要です。

 

セットアップメニュー: 2-Wire Port ▸ AutoNull
設定オプション: Start、Running
デフォルト: Start

 

AUTONULL ON BOOT

 

AutoNull on Boot プロパティでは、起動後に AutoNull 機能を実行するかどうかを定義します。

 

セットアップメニュー: 2-Wire Port ▸ AutoNull on Boot
設定オプション: On、Off
デフォルト: On

 

CALL MODE

 

コールモード プロパティでは、2−ワイヤーシステムが使用する電子コール信号のための2−ワイヤーラインコネクターを設定します。

 

 

SI2WR Slim 2−ワイヤーインタフェースは、DC、AC、およびAC/DC電圧を使用したコール信号(送受信)に対応しています。

 

セットアップメニュー: 2-Wire Port ▸ Call Mode
設定オプション: Disabled、DC、AC、AC/DC
デフォルト: Disabled

 

FROM 2-WIRE

 

From 2-Wire プロパティでは、入力ゲインを定義して2−ワイヤーシステムからのオーディオ信号をコントロールします。

 

この設定は AutoNull機能によって自動的に調整されますが、オーディオ接続の微調整のために調整することもできます。

 

セットアップメニュー: 2-Wire Port ▸ From 2-Wire
設定オプション: -20 dB ~ +20 dB (1 dB刻み)
デフォルト: 0 dB

 

COMPRESSOR

 

この設定で作動させることができる単純な コンプレッサー で、入力信号の大きな部分を減衰させることでダイナミックレンジを狭め、歪んだオーディオを送信されにくくします。この設定が有効な場合、コンプレッサーのタイミングを調節することができます。

 

セットアップメニュー: 2-Wire Port ▸ Compressor
設定オプション: Off、Fast、Med、Slow
デフォルト: Med

 

GATE THRESHOLD

 

Gate Threshold オプションは、ノイズゲートがラインをオープンにする閾値を定義します。設定された閾値を下回るオーディオ信号はカットされ、送信されません。

 

セットアップメニュー: 2-Wire Port ▸ Gate Threshold
設定オプション: −50 dB~−25 dB (5 dB刻み)、Off
デフォルト: -45 dB

 

GATE HOLD

 

オプションのGate Hold は、一度作動したノイズゲートが再び閉じるまでの保持時間を定義します。

 

セットアップメニュー: 2-Wire Port ▸ Gate Hold
設定オプション: Short、Medium、Long、Xlong
デフォルト: Short

 

TO 2-WIRE

 

To 2-Wire プロパティは 、出力ゲインを定義して2−ワイヤーシステムでのGreen−GO通信の音量をコントロールします。

 

この設定は AutoNull 機能によって自動的に調整されるが、オーディオ接続の微調整のために調整することもできます。

 

セットアップメニュー: 2-Wire Port ▸ To 2-Wire
設定オプション: -20 dB ~ +20 dB (1 dB刻み)
デフォルト: 0 dB

 

OUTPUT LIMITER

 

Output リミッター オプションでは、ライン出力用に単純なリミッターを設定することができます。リミッターは、オーディオ信号の最も大きな部分を減衰させ、潜在的な信号のクリッピングを防ぎます。

 

セットアップメニュー: 2-Wire Port ▸ Limiter
設定オプション: -6 dB ~ -24 dB (6 dB 刻み)、 Off
デフォルト: -6 dB

 

Device

 

デバイス サブメニューには、デバイスに関連する設定が含まれています。

 

LED INTENSITY

 

LED オプションでは、ステータスおよびボタンのバックライトの明るさを調節します。

 

セットアップメニュー: Device ▸ Device Settings ▸ LED Intensity
設定オプション: Min、1~6 (1刻み)、Max
デフォルト: 4

 

LED TIMEOUT

 

LED Timeout オプションでは、 Screen Timeoutによってデバイスのステータスおよびボタンのバックライトを操作するかどうかを定義します。

 

セットアップメニュー: Device ▸ Device Settings ▸ LED Timeout
設定オプション: Disabled、Enabled
デフォルト: Disabled

 

SCREEN TIMEOUT

 

スクリーンタイムアウト オプションは、デバイスがアイドリング状態のとき、全ての画面をオフにするタイマーを設定します。何らかのユーザーが操作したり、通信を受信したりした場合は、このタイマーがリスタートし、画面がオンになります。

 

セットアップメニュー: Device ▸ Device Settings ▸ Screen Timeout
設定オプション: Always On、1 Minute、10 Minutes、1 Hour、10 Hours
デフォルト: 1 Hour

 

Connection

 

Connectionメニューでは、Green−GO Engineで使用する接続モードを変更することができます。これにより、ローカルまたはリモートネットワークのいずれかにエンジンを接続することができます。

 

  • Local接続モード
  • Direct IP接続モード
  • Cloud ID接続モード

メモ:以上のモードのいずれか1つを選択すると、メニューレイアウトが変わります。

 

モード

 

ローカル

 

デフォルトの接続モードで、ローカルネットワークでの通信が可能になります。

 

このモードでは何かを設定する必要はありません。デバイスは同じローカルネットワーク内にあり、同じコンフィギュレーションファイルのメンバーであればすぐに通信を開始します。

 

Direct IP

 

Direct IP接続モードでは、Green−GO EngineをリモートのGreen−GO BridgeXに接続することができます。このモードでは、NATが受信側で使用されている場合、正しいルーティングと潜在的なポートフォワーディングが求められます。

 

このモードは主に、WiFiアクセスポイントを介した接続などの、ローカルでルーティングされる接続で使用されることを想定しています。

 

ヒント:この接続モードについての詳細は、ブリッジ接続を参照します。

 

IP ADDRESS

 

IP Addressでは、リモートGreen−GO BridgeX の外部またはパブリックIPv4アドレスを定義します。

 

セットアップメニュー: Connection ▸ Mode: Direct IP ▸ IP Address
設定オプション: IPv4アドレス−スペース
デフォルト: 設定なし

 

UDP PORT

 

UDPポートでは、リモート接続のターゲットとなるブリッジポートを定義します。

 

メモ:各ブリッジポートには1つの接続のみが使用可能であることに注意して下さい

 

セットアップメニュー: Connection ▸ Mode: Direct IP ▸ UDP Port
設定オプション: Auto、00000~99999
デフォルト: Auto

 

PASSWORD

 

ここでは、ブリッジポートへの接続に必要な認証パスワードを定義します。

 

メモ:パスワードは必ず8文字でなければなりません

 

セットアップメニュー: Connection ▸ Mode: Direct IP ▸ Password
設定オプション: 8 文字:A − Z、a − z、0 − 9、+、−
デフォルト: 設定なし

 

SEND BUFFER

 

Send Bufferは、送信接続上の潜在的なジッターをバッファリングするために使用します。

 

ヒント:この設定は、質の悪い、または待ち時間が長い接続の場合にのみ設定する必要があります。

 

セットアップメニュー: Connection ▸ Mode: Direct IP ▸ Send Buffer
設定オプション: 10 ms、20 ms、30 ms、40 ms
デフォルト: 10 ms

 

RECEIVE BUFFER

 

Receive Bufferは、受信接続上の潜在的なジッターをバッファリングするために使用します。

 

ヒント:この設定は、質の悪い、または待ち時間が長い接続の場合にのみ設定する必要があります。

 

セットアップメニュー: Connection ▸ Mode: Direct IP ▸ Receive Buffer
設定オプション: 20 ms~200 ms (10 ms刻み)
デフォルト: 20 ms

 

DIAGNOSTICS

 

Diagnostics(診断)メニューには、受信および送信接続に関する便利な統計情報が含まれています。

 

セットアップメニュー: Connection ▸ Mode: Direct IP ▸ Diagnostics

 

Cloud ID

 

Cloud ID接続モードでは、ホールパンチング技術を利用してNATを使用したファイヤウォールまたはルーターを介して接続を直接確立し、デバイスをインターネット上で簡単に接続することができます。

 

Cloud IDはホストサービスによって提供および生成されるもので、複数のクライアントを接続および動的に割り当てるために使用することができます。

 

警告:このサービスはリアルタイムではありません。

 

ヒント:Cloud ID接続モードの詳細については、ブリッジ接続のガイドを参照してください。

 

ID

 

8文字のクラウドIDは、接続のセッションを定義するもので、クラウドサービスでの認証に必要です。

 

ヒント:クラウドIDは、パブリッククラウドサービスにより生成されます。

 

セットアップメニュー: Connection ▸ Mode: Cloud ID ▸ ID
設定オプション: 8 文字:A − Z、a − z、0 − 9、+、−
デフォルト: 設定なし

 

PASSWORD

 

8文字のパスワードは、クラウドサービスでの認証に必要です。

 

ヒント:パスワードは、パブリッククラウドサービスにより生成されます。

 

セットアップメニュー: Connection ▸ Mode: Cloud ID ▸ Password
設定オプション: 8 文字:A − Z、a − z、0 − 9、+、−
デフォルト: 設定なし

 

SEND BUFFER

 

Send Bufferは、送信接続上の潜在的なジッターをバッファリングするために使用します。

 

ヒント:この設定は、質の悪い、または待ち時間が長い接続の場合にのみ設定する必要があります。

 

セットアップメニュー: Connection ▸ Mode: Cloud ID ▸ Send Buffer
設定オプション: 10 ms、20 ms、30 ms、40 ms
デフォルト: 10 ms

 

RECEIVE BUFFER

 

Receive Bufferは、受信接続上の潜在的なジッターをバッファリングするために使用します。

 

ヒント:この設定は、質の悪い、または待ち時間が長い接続の場合にのみ設定する必要があります。

 

セットアップメニュー: Connection ▸ Mode: Cloud ID ▸ Receive Buffer
設定オプション: 20 ms~200 ms(10 ms刻み)
デフォルト: 20 ms

 

DIAGNOSTICS

 

Diagnosticsメニューには、受信および送信接続に関する便利な統計情報が多数含まれています。

 

セットアップメニュー: Connection ▸ Mode: Cloud ID ▸ Diagnostics

 

Config

 

コンフィグサブメニューにより、Green−Go Controlソフトウェアを使用することなく、デバイスにコンフィギュレーションをロードすることができます。

 

ヒント:現在使用されている設定は、Infoサブメニューから確認することができます。

 

Join Config

 

このサブメニューには、ローカルネットワークで有効なすべてのコンフィギュレーションが表示されます。ただし、デバイスが現在使用しているコンフィグレーションは表示されません。

 

AVAILABLE CONFIGURATIONS

 

いずれかの項目をクリックすると、確認画面が表示されます。Joinオプションを押すと、コンフィギュレーションがデバイスに読み込まれます。

 

注意:コンフィギュレーションのセキュリティ設定によっては、設定パスワードの入力を求められる場合があります。

 

セットアップメニュー: Config ▸ Join Config ▸ Configuration Name

 

Default Configuration

 

このサブメニューでは、カスタムのデフォルトコンフィギュレーションが読み込まれます。

 

ヒント:カスタム設定の定義には、Green−GO Controlソフトウェアを利用することができます。

 

LOAD

 

カスタムデフォルトコンフィギュレーションファイルを読み込むには「Load」プロパティをクリックします。

 

セットアップメニュー: Config ▸ Default Configuration ▸ Load

 

Factory Default

 

このサブメニューでは、工場出荷時の設定ファイルをロードすることができます。

 

LOAD

 

工場出荷時の設定ファイルをロードするには、「Load」プロパティをクリックします。

 

セットアップメニュー: Config ▸ Factory Default ▸ Load

 

Network

 

Network サブメニューにより、デバイスのネットワークインタフェースを設定することができます。この設定は、2つのモードに対応しています(IPv4):

 

Dynamic: Yes

 

Dynamic: Yes では、ローカルDHCPサーバーをリッスンするか、または 169.254.0.0/16 IPv4アドレスを自動設定するかのいずれかにネットワークインタフェースを自動設定します。

 

Dynamic: No

 

Dynamic: No では、ネットワーク設定を手動で行うことができます。

 

ADDRESS

 

Address オプションでは、デバイスのプライベートIPv4 アドレスを定義します。

 

セットアップメニュー: Network ▸ Dynamic: No ▸ Address
設定オプション: 0.0.0.0~255.255.255.255
デフォルト: 設定なし

 

NETMASK

 

Netmask オプションでは、デバイスのローカルサブネットを定義します。

 

セットアップメニュー: Network ▸ Dynamic: No ▸ Netmask
設定オプション: 0.0.0.0~255.255.255.255
デフォルト: 設定なし

 

GATEWAY

 

Gateway オプションでは、ローカルネットワークゲートウェイを定義します。

 

セットアップメニュー: Network ▸ Dynamic: No ▸ Gateway
設定オプション: 0.0.0.0~255.255.255.255
デフォルト: 設定なし

 

Info

 

Info サブメニューでは、必要な設定を一か所に表示させることができます。一部の利用可能なオプションでは、デバイスまたはシステムをデバッグするツールが提供されています。

 

Name

 

Nameオプションでは、デバイス名が表示されます。

 

セットアップメニュー: Info ▸ Name

 

Config

 

このサブメニューでは、デバイスでそのとき使用されている設定ファイルに関する情報が表示されます。

 

表示される情報は、同期していないデバイスに関連するデバッグの問題を解決する場合に有用です。

 

NAME

 

Nameオプションでは、現在アクティブな設定ファイルの名前が表示されます。

 

セットアップメニュー: Info ▸ Config ▸ Name

 

STAMP

 

このオプションでは、現在アクティブな設定ファイルのタイムスタンプが表示されます。

 

セットアップメニュー: Info ▸ Config ▸ Stamp

 

SAMPLE RATE

 

このオプションでは、現在アクティブな設定ファイルで使用されているサンプルレートが表示されます。

 

セットアップメニュー: Info ▸ Config ▸ Sample Rate

 

MULTICAST IP

 

このオプションでは、現在設定されている、設定ファイルのマルチキャストIPが表示されます。

 

セットアップメニュー: Info ▸ Config ▸ Multicast IP

 

ID

 

このオプションでは、現在アクティブな設定ファイルの一意のIDが表示されます。

 

セットアップメニュー: Info ▸ Config ▸ ID

 

IP

 

このサブメニューでは、デバイスの現在のIPアドレスが表示され、リモートIPv4ターゲットを確認し、現在のネットワーク接続を検証することができます。

 

PING

 

このオプションでは、ネットワーク接続を確認するIPv4ターゲットを定義することができます。

 

セットアップメニュー: Info ▸ IP ▸ Ping

 

PACKETS

 

このオプションでは、定義されたターゲットに対し、10回連続でPingが送信され、Pingスクリプトを開始することができます。また、このオプションは、パケットのカウンターとしての役割を果たし、送られたパケットの総数を表示します。

 

ヒント:このオプションを再起動すると、スクリプトが再スタートします。

 

セットアップメニュー: Info ▸ IP ▸ Packets

 

パケットの統計

 

Lost

Pingスクリプトの最後の実行時に失われたパケット数がカウンターに表示されます。

 

Avg

Pingスクリプトの最後の実行時に記録された平均応答時間。

 

Min

Pingスクリプトの最後の実行時に記録された最小応答時間。

 

Max

Pingスクリプトの最後の実行時に記録された最大応答時間。

 

警告:ローカルGreen-GOネットワークでは、応答時間が1msを超えないようにしてください!

 

Firmware

 

このサブメニューでは、デバイスのファームウェアのバージョンが表示されます。

 

セットアップメニュー: Info ▸ Firmware

 

Serial

 

このオプションでは、デバイスのシリアルナンバーが表示されます。

 

セットアップメニュー: Info ▸ Serial

 

Reset To Defaults

 

このサブメニューでは、設定が完了しているデバイスまたは設定の一部を工場出荷時設定にリセットすることができます。

 

RESET DEVICE

 

このオプションでは、デバイス設定を工場出荷時設定に戻すことができます。

 

セットアップメニュー: Info ▸ Reset to Defaults ▸ Reset Device

 

RESET AUDIO

 

このオプションでは、オーディオ設定 を工場出荷時設定に戻すことができます。

 

セットアップメニュー: Info ▸ Reset to Defaults ▸ Reset Audio

 

RELOAD USER

 

このオプションでは、現在のユーザーおよびそのすべての設定をリロードすることができます。

 

セットアップメニュー: Info ▸ Reset to Defaults ▸ Reload User

 

FACTORY RESET

 

このオプションでは、設定が完了しているデバイスを工場出荷時設定に戻すことができます。

 

セットアップメニュー: Info ▸ Reset to Defaults ▸ Factory Reset

 

技術仕様

 

 

一般事項

 

コネクター (Neutrik):

1 x XLR3F、 1 x RJ45 EtherCON (10/100 Mbps)

 

ユーザーコントロール:

4 x ボタン

 

画面:

1 x 0,95" OLEDディスプレイ (カラー)

 

画面解像度:

64 x 96 pixel、 15 x 22 mm (H/W)

 

電源入力:

Power over Ethernet: IEEE 802.3af 48-56 Vdc

 

使用電力:

通常2.5W、最大5W

 

寸法 (H/W/D):

41 x 95 x 119 mm

 

重量:

232 g

 

環境:

周辺温度: 0° ~ +55° C

 

2−ワイヤーライン

 

コネクター (Neutrik):

XLR3F

 

最大レベル:

6 dBu

 

公称入力レベル:

−24 dBu~−6 dBu

 

外部電力:

最大30 V

 

待ち時間:

2−ワイヤー入力からヘッドホン:~10 ms(有線)

 

端末処理:

外部、ピン1および3の間で200~300 Ω

 

 

 

 

 

 

 

目次