- MCX Rack Station
- MCXD Desktop Station
- MCXEXT Rack Extension
- MCXDEXT Desktop Extension
- WPX Wall Panel X
- BPX Beltpack X
- BPXSP Beltpack X Sport
- RDX Radio Interface
- SI2WR 2-Wire Interface
- SI4WR 4-Wire Interface
- INTX Audio InterfaceX
- Q4WR 4-Wire Interface
- DNTI Dante Interface
- BridgeX Network Interface
最終更新日:2023年1月4日
RDX Radio Interface
RDX Radio Interfaceは、ポータブルラジオをGreen−GOのシステムに接続するためのもので、チャンネルの情報を表示するフルカラーの有機ELディスプレイを備えています。このディスプレイの設定にはデバイス前面の4個のボタンが使用でき、他の多くのGreen−Goデバイスと同じく、さまざまな機能を利用することができます。
Tx、RxおよびPTTエミュレーションはD−SUB 9コネクターとして提供されます。デバイスのEtherconポートに接続されたネットワークケーブルを介してPoEで給電します。
インタフェースとキャプティブラジオの間には、特注のケーブルアセンブリを使用する必要があります。終端処理の詳細およびアダプタの回路図の例については、D−Sub 9ピンアウト を参照します。
ボックスの内容
Green−GO RDX Radio Interfaceには、以下のパッケージ内容が付属します:
- 1 x Green-GO RDX radio interface
- 1 x クイックスタートガイド
オプションのGreen−GOアクセサリ
- Green−GO PoEネットワークスイッチ
デバイスの概要
フロントパネル
ボタン(4個)
4個のボタンを使用してセットアップメニューの操作および入力を行います。
RGBステータスLED(1個)
デバイスまたはチャンネルのステータスがパワフルなRGB LEDで表示されます。
有機ELディスプレイ(1個)
高コントラストのカラー有機ELディスプレイに、チャンネルやデバイスの情報が鮮明かつコンパクトに表示されます。
バックパネル
PoE電源の10/100 Mbps Neutrik EtherCON(1個)
10/100 Mbps Neutrik EtherCONは、電源入力とローカルネットワークへの接続を兼ねています。
D−Sub 9 ラジオコネクター(1個)
外部ラジオはD−Sub9コネクターに接続されます。オーディオとPTTコントロールはどちらも、ラジオのヘッドセットコネクターに送信されます。
ジャンパスイッチ(2個)
2個のジャンパスイッチを使用して、外部ラジオとの物理的な接続を調整することができます。
ユーザーインタフェース
RDX Radio Interfaceのユーザーインタフェースは、コンパクトかつ分かり易く作られています:
- デバイスにリンクされたユーザーが画面の上部に表示されます。
- 現在有効になっているチャンネル、および接続されたラジオからの入力レベルが画面の中央部に表示されます。
- 画面下部には、現在Green−GO ネットワークからの通信を受信しているチャンネルが、接続されたラジオに送られる受信信号のレベルと共に表示されます。
ラジオとのインタフェース
Green−GO RDX Radio interfaceは、幅広い双方向ラジオインタフェースとの連携が可能です。
デバイスにはアダプタケーブルは付属していません。しかし、以下の接続図およびピン配置図を参考にして、使用したいラジオのタイプに合わせたコネクターケーブルを作成することができます。ケーブルにより、RDX 背面のD−Sub 9 コネクターを、ラジオにあるヘッドホンコネクターと接続することができます。
メモ:信号の損失を回避するには、アダプタケーブルはシールドされた、1.5m以上の長さのものを使用します。
正しい操作には、正しく構築されたアダプタケーブルが不可欠です。よって、次のピン配置図をより良く理解するには、内部でD−Sub 9 ピンが実際にどのように接続されているかを知ることが有用です:
RDX Radio InterfaceがGreen−Goネットワークからのオーディオをいずれかのチャンネルで受信するとすぐに、プッシュトゥトークリレーが作動してラジオのキーイングを処理します。接続された双方向ラジオで受信したオーディオは、オートトークチャンネルモードを使用しているいずれかのチャンネルに自動的に伝送されます。
D−Sub 9 ピン配列
D-Sub 9 Pin | 説明 |
---|---|
1 | オーディオ入力 (+) |
2 | PTTリレー(常閉) |
3 | PTTリレー(コモン) |
4 | PTTリレー(常開) |
5 | オーディオ出力(-) |
6 | オーディオ入力(-) |
7 | PTTリレー(コモン) |
8 | オーディオ出力(DCパス) |
9 | オーディオ出力(+) |
物理的接続の調整
上のデバイス図からわかるように、デバイス背面に設けられた2個のジャンパスイッチは、接続された双方向ラジオにどのようにオーディオを送信するかを左右するものです、黒い四角はジャンパスイッチの位置を示していることに注意してください:
スイッチ1
スイッチ1は、送信されたオーディオ信号の減衰器の役割を果たします。
スイッチ2
スイッチ2は、ラジオから供給されるDC電圧のパスを有効にします。
アダプタの概略図例
Kenwood 2-pin K1
互換性のあるデバイス
Kenwood製ラジオ
TKシリーズ
TK-208, TK-220, TK-240, TK-240D, TK-248, TK-250, TK-260, TK-260G, TK-270, TK-270G, TK-272G, TK-308, TK-320, TK-340, TK-340D, TK-348, TK-350, TK-353, TK-360, TK-360G, TK-37, TK-370G, TK-372G, TK-373, TK-430, TK-431, TK-2100, TK-2102, TK-2130, TK-2160, TK-2170, TK-2200, TK-2202, TK-2207, TK-2212, TK-2300, TK-2300VP, TK-2302, TK-2312, TK-2360, TK-3100, TK-3101, TK-3102, TK-3107, TK-3130, TK-3131, TK-3160, TK-3170, TK-3173, TK-3200, TK-3201, TK-3202, TK-3207, TK-312, TK-3230, TK-3230XLS, TK-3300, TK-3300VP, TK-3301E, TK-3302, TK-3312, TK-3360, TK-3400, TK-3402, TK-5320, TK-5400, TK-5401, TK-3401DE, TK-3401DT, TK-3501E, TK-3501T
NEXEDGEシリーズ
NX-230, NX-240, NX-3220, NX-3320
その他のシリーズ
PMR-446, TH-D7AG, TH-D72A, TH-F6A, TH-F7E, TH-G71A, TH-K20A, TH-K21A
その他のラジオ
BaoFeng
UV-5R, UV-3R+, UV-5RE, UV-5R+, 666S, 777S, 888S, BF-V85, UV-3R+, UV-200, UV-100, UV-5R, BF-888S, BF-F8, BF-FF8+, UV-B6, UV-B5, UV-3R, UV-5RA, UV-5RC, UV-6, BF-K5, BF-A5
Eartec
MC-1000
Kenwood 14-pin K2
互換性のあるデバイス
Kenwood Radios
TKシリーズ
TK-180, TK-190, TK-280, TK-285, TK-290, TK-380, TK-385, TK-390, TK-480, TK-481, TK-490, TK-981, TK-2140, TK-2180, TK-3140, TK-3148, TK-3180, TK-2260, TK-3260, TK-5210, TK-5310
NEXEDGEシリーズ
NX-200, NX-210, NX-220, NX-230EX, NX-300, NX-320, NX-330EX, NX-410, NX-411, NX-420
Motorola 2-pin M1
互換性のあるデバイス
Motorola製ラジオ
CLSシリーズ
CLS1110, CLS1410, CLS1413, CLS1450, CLS1450C, CLS1450CB, VL50
CPシリーズ
CP88, CP040. CP100, CP110, CP125, CP140, CP150, CP160, CP200, CP250, CP300
CTシリーズ
CT150, CT250, CT450, CT450LS
FDC
FD-150A, FD-450A, FD-160A, FD-460A
GPシリーズ
GP2000 , GP2100, GP300, GP308, GP68, GP88, GP88S
XTNシリーズ
XTN446, XTN500, XTN600
XTN XVシリーズ
XV1100, XV2100, XV2600, XV4100
XTN XUシリーズ
XU1100, XU2100, XU2600, XU4100
XTN AXシリーズ
AXV5100, AXU4100
RDシリーズ
RDM2020, RDM2070D, RDU2020, RDU2080D, RDU4100, RDU4160D, RDV2020, RDV2080D, RDV5100
RMシリーズ
RMM2050, RMU2040, RMU2043, RMU2080, RMV2080
SPシリーズ
SP10, SP21, SP50+, SP50
PROシリーズ
PRO1150, PRO2150, PRO3150
Pシリーズ
P040, P080, P1225, P1225LS
Motorola Spiritシリーズ
SV10, SV11, SV11D, SV21, SV12, SV22, SV22C, SU210, SU22, SU22C, SU220 VHF / UHF Spirit, Spirit Pro, Spirit Pro+, Spirit HP 10
Spirit MUシリーズ
MU11, MU11C, MU11CV, MU12, MU12C, MU12CV, MU21C, MU21CV, MU22CVS, MU24CV, MU24CVS, MU24CVST
Spirit MVシリーズ
MV11, MV11C, MV11CV, MV12, MV12CV, MV21C, MV21CV, MV22CV, MV24CVS
その他のシリーズ
GTI, GTX, LTS2000, VL130, PMR446, ECP100, Mag One BPR400, EP450, AU1200, AV1200
その他のラジオ
Bearcom
BC10, BC20, BC90, BC95, BC120, BC130
Hytera
TC-446S, TC-500, TC-500S, TC-518, TC-580, TC-600, TC-610, TC-618, TC-620, TC-700, TC-700ExPLUS, TC-850, TC-900, TC-1600, TC-2100, TC-3000, TC-3600
Relm
RP6500
Tekk
XV1000, XU1000, XU100, XV100
Motorola 12-pin M4
互換性のあるデバイス
Motorola製ラジオ
GPシリーズ
GP1280, GP140, GP320, GP328, GP329, GP338, GP339, GP340, GP360, GP380, GP640, GP650, GP680
HTシリーズ
HT750, HT1250, HT1250LS, HT1550, HT1550XLS
MTPシリーズ
MTP700, MTP850
MTXシリーズ
MTX8250, MTX8250LS, MTX850, MTX850LS, MTX9250, MTX950, MTX4500/4550
PROシリーズ
PR860, PRO5150,PRO5350, PRO5450, PRO5550, PRO5750, PRO7150, PRO7350, PRO7450, PRO7550, PRO7750, PRO9150
PTXシリーズ
PTX700, PTX760, PTX780
その他のラジオ
Hytera
TC-980
Motorola 13-pin M5
互換性のあるデバイス
Motorola製ラジオ
EXシリーズ
EX500, EX560XLS, EX600, EX600XLS
GLシリーズ
GL200, GL2000
GPシリーズ
GP338XLS, GP344, GP344R, GP366R, GP388, GP388R, GP638XLS, GP644, GP688
GP Plusシリーズ
GP328 Plus, GP338 Plus, GP628 Plus, GP629 Plus, GP638 Plus, GP639 Plus
PROシリーズ
PRO5150 Elite, PRO5151 Elite, PRO7150 Elite
PTXシリーズ
PTX700 Plus, PTX760 Plus, PTX800 Plus, PTX860 Plus
その他のラジオ
Hytera
TC-610P, TC-780
Relm
RPV3000, RPV3600, RPU3000, RPU3300c, RPU3600, RPU7500
Motorola 12-pin M7
互換性のあるデバイス
Motorola製ラジオ
APXシリーズ
APX2000, APX3000, APX4000, APX6000, APX6000XE, APX7000, APX7000L, APX7000SE
DGPシリーズ
DGP4150, DGP5050, DGP5550, DGP6150, DGP8050, DGP8550
DPシリーズ
DP3400, DP3401, DP3600, DP3601, DP4400, DP4401, DP4600, DP4601, DP4800, DP4801
MTPシリーズ
MTP6550, MTP6750
XiRシリーズ
XiR P8200, XiR P8208, XiR P8260, XiR P8268, XiR P8600, XiR P8608, XiR P8620, XiR P8628, XiR P8660, XiR P8668
XPRシリーズ
XPR6100, XPR6300, XPR6350, XPR6380, XPR6500, XPR6550, XPR6580, XPR7350, XPR7550
Motorola 8-pin M9
互換性のあるデバイス
Motorola製ラジオ
DEPシリーズ
DEP550, DEP570
DPシリーズ
DP2000, DP2400, DP2400e, DP2600, DP2600e, DP3441, DP3441e, DP3661e
MTPシリーズ
MTP3100, MTP3150, MTP3200, MTP3250, MTP3500, MTP3550
XiRシリーズ
XiR P6600, XiR P6608, XiR P6620, XiR P6628, XiR E8600, XiR E8608
XPRシリーズ
XPR3300, XPR3500
Tait 9-pin TPB-AA-005
互換性のあるデバイス
Tait製ラジオ
Taitシリーズ
TP3, TP8100, TP9300, TP 9400, TP9500, TP9600
送信チャンネルの設定
設定によっては、Green −GOネットワークに一切のオーディオが送信されない場合もあります。これを変更するには、1つまたは複数のユーザーチャンネルをオートトークモードに設定する必要があります。
オートトークのチャンネルモードを使用すると、双方向ラジオからの無線が設定されたゲート閾値に達するまたはこれを超えるとすぐに、チャンネルは自動的に有効化されるようになります。
セットアップメニューガイド
セットアップメニュー
└──> User
└──> Channels
└──> Channel ID#
├──> ...
└──> Channel Mode: Autotalk 1
- チャンネルの動作モードを定義します。
PTTの動作の調整
状況に応じて、Green−GO RDX InterfaceのTXモードの調整が必要な場合があります。デフォルトでは、Green−GO RDX InterfaceはリモートのGreen−GOデバイスがインタフェース(TXモード:TXトーク)にチャンネルを開くとすぐにそのPTTリレーを有効化します。通常、チャンネルが再度閉じ、ローカルのアクティブタイムが切れるまで、ラジオチャンネルがブロックされることになります。
TXモードをTX VOXに設定するとこの動作が変わり、Green−GOネットワークから実際のオーディオを受信した場合にのみPTTリレーをトリガします。つまり、PTTリレーが作動する前に、リモートのGreen−GOデバイスがローカルのGate閾値を超える必要があります。
セットアップメニューガイド
セットアップメニュー
└──> Radio
└──> Output
├──> ...
└──> TX mode 1
- PTTリレーがどのようにトリガーされるかを定義します。TXトークは、チャンネルが有効になっている間トリガーされます。TXvoxは実際の音声を受信した時にトリガーされます。
セットアップメニューから、ほぼすべてのユーザーおよびデバイスの設定プロパティにローカルでアクセスすることができます。セットアップメニューでのすべての変更は、デバイスのローカルで行われ保存されますが、Green−GOコントロールソフトウェアを使用して簡単に設定ファイルと同期させることができます。これらの設定は、上書きされない限りデバイス上で保持されます。
セットアップメニューには、左側の2個のボタン (
+ )を順に押すことでアクアスできます。
セットアップメニューに入ると、左側のボタンの機能が変化します:
(左上) )は選択または値を確定し、 (左下) は現在の(サブ)メニューを終了するか、または選択した値をキャンセルします。
右側の2個のボタン (
と ) は、選択肢の変更または選択した値を変更するときに使用します。
(サブ)メニューを終了するには、メニューの イグジット または キャンセル、あるいは (左下)を使用します。
セットアップメニューへのアクセスは、Green−GOコントロールソフトウェアを使用して、設定ファイルまたはユーザーのセキュリティオプションを設定することで制限することができます。制限されたセキュリティ設定では、ユーザーがアクセス時に タッチピンコードの入力を求められる場合があります。
ヒント:セキュリティオプションに関する詳細については ここをクリックします。
セットアップメニューガイド
セットアップメニュー
├──> User
│ ├──> Select User
│ │ └──> Users
│ ├──> Channels
│ │ └──> Channel ID
│ │ ├──> Assign
│ │ ├──> Listen Override
│ │ ├──> Listen
│ │ ├──> Level
│ │ ├──> Talk Mode
│ │ ├──> Priority
│ │ ├──> Listen Mode
│ │ ├──> Call Mode
│ │ ├──> Cue Mode
│ │ └──> Channel Mode
│ ├──> Special Channels
│ │ ├──> Direct
│ │ │ ├──> Level
│ │ │ ├──> Priority
│ │ │ └──> Cue Mode
│ │ ├──> Program Audio
│ │ │ ├──> Assign
│ │ │ ├──> Level
│ │ │ └──> Dim
│ │ ├──> Announce
│ │ │ ├──> Assign
│ │ │ └──> Level
│ │ └──> Emergency
│ │ ├──> Assign
│ │ └──> Level
│ ├──> Settings
│ │ ├──> Active Time
│ │ ├──> Reply Mode
│ │ ├──> Isolate
│ │ ├──> Tone Level
│ │ ├──> Alert Tone
│ │ ├──> Room
│ │ ├──> Room Dim
│ │ ├──> Room Output
│ │ ├──> Priority Dim
│ │ ├──> Popup
│ │ └──> Cue Timeout
│ └──> Script
│ ├──> Load Script
│ └──> Status
├──> Radio port
│ ├──> Gain
│ ├──> Compressor
│ ├──> Gate Threshold
│ ├──> Gate Hold
│ ├──> Output
│ ├──> Output Limiter
│ └──> TX mode
├──> Device
│ ├──> LED intensity
│ ├──> LED timeout
│ └──> Screen timeout
├──> Connection
│ └──> Mode
├──> Config
│ ├──> Join Config
│ ├──> Default Config
│ └──> Factory Default
├──> Network
│ └──> Dynamic: On
└──> Info
├──> Name
├──> Config
├──> IP
├──> Firmware
├──> Serial
├──> Cloud
├──> Encryption
├──> Uptime
└──> Reset Defaults
User(ユーザー)
User サブメニューには、次のようなユーザーに関する設定項目があります:
- デバイスにリンクされているユーザー
- チャンネル設定
- 4つの特殊チャンネル用の設定
- 一般的なユーザー設定(カラー、通信設定など)
- スクリプト管理
ユーザーの選択
AVAILABLE USERS(利用可能なユーザー)
このメニューでは、有効な設定ファイルで利用可能なユーザーが一覧表示されます。
セットアップメニュー: | User ▸ Select User |
設定オプション: | 設定ファイルで定義する |
デフォルト: | 設定なし |
チャンネル
チャンネル1~32
32チャンネルのそれぞれについて、以下が使用できます。
ASSIGN(アサイン)
このメニューから、チャンネルの通信ターゲットを選択することができます。このメニューを入力すると、アクティブな設定ファイル内の利用可能なグループおよびユーザーが予めフィルタリングされて表示されます。
セットアップメニュー: | User ▸ Channels ▸ ID ▸ Assign |
設定オプション: | None, Groups, Users |
デフォルト: | 設定なし |
LISTEN OVERRIDE(リッスンオーバーライド)
このオプションでは、チャンネルに個別のリッスンソースを定義することができます。ユーザーは割り当てられたプライマリターゲットとトークし、ここで定義されたグループをリッスンします。
セットアップメニュー: | User ▸ Channels ▸ ID ▸ Listen Override |
設定オプション: | None, Groups |
デフォルト: | 設定なし |
LISTEN(リッスン)
チャンネルは設定したチャンネル レベルと切り離して有効またはミュートにすることができます。チャンネルの リッスン状態は、設定したチャンネルレベルを失うことなく、簡単にオン・オフの入り替えができます。
このオプションは リッスンモードの影響を受ける可能性があります。
セットアップメニュー: | User ▸ Channels ▸ ID ▸ Listen |
設定オプション: | Muted, On |
デフォルト: | On |
LEVEL(レベル)
このオプションでは、チャンネルの出力レベルを定義します。
セットアップメニュー: | User ▸ Channels ▸ ID ▸ Level |
設定オプション: | −40 dB~+12 dB (1 dB刻み) |
デフォルト: | 0 dB |
TALK MODE(トークモード)
トークモード は、トークボタンを使用してどのように vox通信を作動させるかを定義します。
モード | 説明 |
---|---|
Disabled | チャンネルのトーク機能を無効にするオプション |
Momentary | プッシュトゥトーク形式の操作を有効にするオプション |
Latch | トグルの役割を果たすオプション:最初のプッシュでトークが有効になり、2回目のプッシュでトークが無効になります。 |
Latch/Mom | 操作を混合させることができるオプション。短く押すとラッチトグルとなり、長押しするとモーメンタリー通信ができます。 |
セットアップメニュー: | User ▸ Channels ▸ ID ▸ Talk Mode |
設定オプション: | Disabled, Momentary, Latch, Latch/Mom |
デフォルト: | Latch/Mom |
PRIORITY
チャンネルには、3つの優先度を設定することができます。例えば、より優先度の高いチャンネルによる送信があった場合、優先度の低い通信を減衰させることができます(Priority Dim)。
セットアップメニュー: | User ▸ Channels ▸ ID ▸ Priority |
設定オプション: | Low, Normal, High |
デフォルト: | Normal |
LISTEN MODE
Listen 状態は、ミュートまたはミュート解除されたチャンネルを定義します。Listenモードオプションは、チャンネルのListen状態をトグルするかどうか、およびその方法を定義します。
モード | 説明 |
---|---|
Listen On Talk | チャンネルでの トークが有効になるとすぐに、チャンネルの Listen 状態を有効にします(ミュート解除)モード。チャンネルのトークを無効にすると、 リッスン 状態が再び無効になります(ミュート)。 |
No Listen On Talk | アクティブなトークはチャンネルの リッスン 状態に影響を及ぼすことはありませんが、チャネルは アイソレート 機能を遵守します。 |
Ignore Isolate | アイソレート 機能を無視するモード |
Fixed | Listen 状態を変化させないモード |
セットアップメニュー: | User ▸ Channels ▸ ID ▸ Listen Mode |
設定オプション: | Listen On Talk、 No Listen On Talk、 Isolate Ignore、 Fixed |
デフォルト: | Listen On Talk |
CALL MODE
このオプションは、チャンネルでコール信号を送信および/または受信できるかどうかを定義します。
モード | 説明 |
---|---|
Disabled | チャンネルのコール信号を無効にするオプション |
Recv Only | コール信号をチャンネルで受信することができます |
Send Only | コール信号をチャンネルに送信することができます |
Send/Recv | チャンネルでのコール信号の送受信ができるモード |
セットアップメニュー: | User ▸ Channels ▸ ID ▸ Call Mode |
設定オプション: | Disabled、 Recv Only、 Send Only、 Send/Recv |
デフォルト: | Send/Recv |
CUE MODE
Cueモードは、受信するキュー信号の処理方法を定義します。
モード | 説明 |
---|---|
Normal | 3段階のキュー信号と手動での即答ができるオプション |
Auto Answer | このチャンネルで受信するキュー信号 に自動的に応答し、使用されているステージを経減らし、応答性を上げるオプション |
Ignore | 受信するキュー信号 を無視するオプション。送信されるキュー信号に対し、他のデバイスが応答する場合があります |
セットアップメニュー: | User ▸ Channels ▸ ID ▸ Cue Mode |
設定オプション: | Normal、 Auto Answer、 Ignore |
デフォルト: | Normal |
CHANNEL MODE(チャンネルモード)
チャンネルモード では、複雑なチャンネル設定を簡単に自動化することができます。自動応答やGPIOコントロールなどをここで設定することができます。
モード | 説明 |
---|---|
Normal(ノーマル) | デフォルトの設定。音声通信の受信時はチャンネルが動作しません |
No Reply(リプライなし) | チャンネルの アンサー/リプライ 機能を無効にするオプションです |
Reply Direct(ダイレクトリプライ) | このオプションを設定すると、 アンサー/リプライ 機能はグループの最後にアクティブだったメンバーにのみ応答します |
Auto Reply(オートリプライ) | 音声通信を受信するとすぐに、チャンネルのトーク機能を自動的に有効にするオプションです |
Autotalk(オートトーク) | 有効化された入力がアクティブになるとすぐにチャンネルを自動で開くオプションです |
Solo Talk(ソロトーク) | そのチャンネルのトーク機能がアクティブに設定されている場合、他のチャンネルのトーク機能を自動的に無効にするオプションです |
GPIO Control(GPIOコントロール) | チャンネルに特別なGPIOコントロールデータパケットを送信し、そのチャンネルのトーク機能を無効にします |
セットアップメニュー: | User ▸ Channels ▸ ID ▸ Channel Mode |
設定オプション: | Normal、 No Reply、 Reply Direct、 Auto Reply、 Autotalk、 Solo Talk、 GPIO Control |
デフォルト: | Normal |
特別なチャンネル
32のチャンネルの他に、各ユーザーは4つの特別なチャンネルを使用することができます。
- プライベート通信用の一時的な二重チャンネル
- パッシブなプログラムオーディオチャンネル
- パッシブなアナウンスチャンネル
- パッシブなエマージェンシーチャンネル
Direct(ダイレクト)
ダイレクトチャンネルは、一時的なチャンネルで、双方向に機能します。
32チャンネルのいずれにも設定されていないリモートユーザーが、このデバイスリンクされたユーザーにコンタクトしてきた場合に、このチャンネルがすぐに作られます(音声通信、コール信号、キュー信号)。
LEVEL(レベル)
このオプションは、チャンネルの出力レベルを定義します。
セットアップメニュー: | User ▸ Special Channels ▸ Direct ▸ Level |
設定オプション: | Mute、−40 dB~+12 dB(1 dB刻み) |
デフォルト: | 0 dB |
PRIORITY(プライオリティー)
チャンネルには、3つの優先度を設定することができます。例えば、より優先度の高いチャンネルによる送信があった場合、優先度の低い通信を減衰させることができます(プライオリティーディム)。
セットアップメニュー: | User ▸ Special Channels ▸ Direct ▸ Priority |
設定オプション: | Low(低)、Normal(中)、High(高) |
デフォルト: | Normal(中) |
CUE MODE(キューモード)
キューモードは、受信するキュー信号の処理方法を定義します。
モード | 説明 |
---|---|
Normal(ノーマル) | 3段階のキュー信号と手動での即答ができるオプションです。 |
Auto Answer(オートアンサー) | このチャンネルで受信するキュー信号 に自動的に応答し、使用されているステージを経減らし、応答性を上げるオプションです。 |
Ignore(無視) | 受信するキュー信号 を無視するオプション。送信されるキュー信号に対し、他のデバイスが応答する場合があります。 |
セットアップメニュー: | User ▸ Special Channels ▸ Direct ▸ Cue Mode |
設定オプション: | Normal、 Ignore、 Auto Answer |
デフォルト: | Normal |
Program(プログラム)
プログラムオーディオ用のチャンネルはパッシブ(リッスン専用)であり、ユーザーはこのチャンネルではオーディオの受信のみが可能です。チャンネルはグループを通してオーディオを受信します。チャンネルの音量は独立して調節でき、ユーザーが32の通常チャンネルでオーディオ信号を受信した場合は、ディミングが可能です。
ASSIGN(アサイン)
このメニューでは、チャンネルの通信ターゲットを選択することができます。このメニューを入力すると、アクティブな設定ファイルで利用可能なグループおよびユーザーへのアクセスを簡単にするためのプレフィルターが表示されます。
セットアップメニュー: | User ▸ Special Channels ▸ Program ▸ Assign |
設定オプション: | None、 Groups |
デフォルト: | None |
LEVEL(レベル)
このオプションは、チャンネルの出力レベルを定義します。
セットアップメニュー: | User ▸ Special Channels ▸ Program ▸ Level |
設定オプション: | Mute、−40 dB~+12 dB (1 dB刻み) |
デフォルト: | 0 dB |
DIM(ディム)
他のチャンネルがアクティブになるとすぐに、プログラムオーディオチャンネルを自動的に減衰させることができます。
セットアップメニュー: | User ▸ Special Channels ▸ Program ▸ Dim |
設定オプション: | Mute、−24 dB~−6 dB、Off (6 dB刻み) |
デフォルト: | Off |
Announce(アナウンス)
アナウンスチャンネルはパッシブチャンネルで(リッスン専用)、通常チャンネルよりも高い優先度で送信を行います。このチャネルで受信するオーディオ通信は、プライオリティーディムの設定に応じて、通常チャンネルの通信を減衰させることができます。
アナウンスチャンネルは、グループからオーディオを受信します。このチャンネルにオーディオを送信するには、ユーザーの32の通常チャンネルのいずれかに、設定したグループを割り当てる必要があります。
注意:グループを介した通信は、進行中のユーザー通信の障害となる可能性があるため、アナウンスチャンネルのソースグループへのトークアクセスは慎重に設定する必要があります。
ASSIGN(アサイン)
通信ターゲットを選択することができます。このメニューを入力すると、アクティブな設定ファイルで利用可能なグループおよびユーザーへのアクセスを簡単にするためのプレフィルターが表示されます。
セットアップメニュー: | User ▸ Special Channels ▸ Announce ▸ Assign |
設定オプション: | None、 Groups |
デフォルト: | None |
LEVEL(レベル)
このオプションは、チャンネルの出力レベルを定義します。
セットアップメニュー: | User ▸ Special Channels ▸ Announce ▸ Level |
設定オプション: | Mute、−40 dB~+12 dB (1 dB 刻み) |
デフォルト: | 0 dB |
Emergency(エマージェンシー)
エマージェンシーチャンネルは、最も高い優先度で送信を行うパッシブチャンネル(リッスン専用)です。このチャンネルでオーディオ通信を受信すると、32の通常チャンネルでの通信がミュートになります。
エマージェンシーチャンネルは、グループを介してオーディオ通信を受信します。このチャンネルにオーディオを送信するには、ユーザーの32の通常チャンネルのいずれかに、設定したグループを割り当てる必要があります。
注意:グループを介した通信は、進行中のユーザー通信の障害となる可能性があるため、エマージェンシーチャンネルのソースグループへのトークアクセスは慎重に設定する必要があります。
ASSIGN(アサイン)
通信ターゲットを選択することができます。このメニューを入力すると、アクティブな設定ファイルで利用可能なグループおよびユーザーへのアクセスを簡単にするためのプレフィルターが表示されます。
セットアップメニュー: | User ▸ Special Channels ▸ Emergency ▸ Assign |
設定オプション: | None、 Groups |
デフォルト: | None |
LEVEL(レベル)
このオプションは、チャンネルの出力レベルを定義します。
セットアップメニュー: | User ▸ Special Channels ▸ Emergency ▸ Level |
設定オプション: | Mute、−40 dB~+12 dB (1 dB刻み) |
デフォルト: | 0 dB |
Settings(セッティング)
ユーザー設定では、グローバルコミュニケーション機能を設定します。これらの設定は、すべてのチャンネルの通信に影響を及ぼすもので、チャンネルごとに調整することはできません。
ACTIVE TIME(アクティブタイム)
アクティブタイム は、最後の音声通信を受信した後、 チャンネルをアクティブなままにしておく遅延時間を定義します。主な用途は、チャンネルが無効になってしまう前に、ユーザーが送信チャンネルを特定できるようにすることです。
注意:この設定は、アンサーの状態をアクティブに設定することで、 アンサー/リプライ などのGreen−GOエンジン の一部の機能に直接影響を及ぼします。
セットアップメニュー: | User ▸ Settings ▸ Active Time |
設定オプション: | 0.5 sec、 1 sec、 2 sec、 5 sec、 30 sec、 60 sec、 120 sec |
デフォルト: | 5 seconds |
REPLY MODE(リプライモード)
リプライモードは、 アンサー/リプライ 機能の動作を定義します。
モード | 説明 |
---|---|
Disabled(無効) | アンサー/リプライ 機能を無効にするオプションです。 |
Active(アクティブ) | アンサー/リプライ 機能を有効にして、現在進行中のすべての音声通信に応答するオプションです。 |
Last(ラスト) | アンサー/リプライ 機能を有効にして、最後に開かれたチャンネルにのみ応答するオプションです。 |
セットアップメニュー: | User ▸ Settings ▸ Reply Mode |
設定オプション: | Disabled、 Active、 Last |
デフォルト: | Last |
ISOLATE(アイソレート)
この機能は、 アクティブトークが有効になっていないすべてのチャンネルをミュートにします。トーク機能が有効になっているチャンネルがなくなるとすぐに、チャンネルのミュートは解除されます。
この機能は、処理の多いシステムで受信するオーディオをコントロールするのに役立つものです。これにより、受診したオーディオが有効なユーザー通信に限定されます。
セットアップメニュー: | User ▸ Settings ▸ Isolate |
設定オプション: | Disabled(無効)、Enabled(有効) |
デフォルト: | Disabled(無効) |
TONE LEVEL(トーンレベル)
トーンレベル は、キュー信号やアラートコールなどのすべてのアラーム信号の音量を定義します。
セットアップメニュー: | User ▸ Settings ▸ Tone Level |
設定オプション: | Mute、-24 dB~0 dB (6 dB刻み) |
デフォルト: | -12 dB |
ALERT TONE(アラートトーン)
この設定では、 アラートコール やキュー信号のような、アラーム信号のタイプを定義します。
セットアップメニュー: | User ▸ Settings ▸ Alert Tone |
設定オプション: | Fast(速い)、Slow(遅い)、Pulse(律動) |
デフォルト: | Fast(速い) |
ROOM(ルーム)
この設定では、設定ファイル内の利用可能なルームをユーザーに割り当てます。
セットアップメニュー: | User ▸ Settings ▸ Room |
設定オプション: | None、 Available Rooms |
デフォルト: | None |
ROOM DIM(ルームディム)
ルームディム オプションは、設定されたルームからのオーディオ信号を減衰するかどうか、およびその方法を設定します。この設定による影響を受ける出力は、 ルーム出力オプションで定義します。
セットアップメニュー: | User ▸ Settings ▸ Room Dim |
設定オプション: | Mute、-24db~-6 dB (6 dB刻み)、Off |
デフォルト: | Off |
ROOM OUTPUT(ルーム出力)
ルーム出力 オプションは、設定されたルーム からのオーディオ信号をどのハードウェア出力で減衰するかを定義します。減衰自体の設定は ルームディムで設定します。
セットアップメニュー: | User ▸ Settings ▸ Room Output |
設定オプション: | Both(両方)、 1、 2 |
デフォルト: | Both(両方) |
PRIORITY DIM(プライオリティーディム)
プライオリティーディム プロパティは、オーディオがより優先度の高いチャンネルで送信されたときに、より優先度 の低いチャンネルをどれくらい減衰させるかを定義します。32の一般チャンネルのそれぞれについて、3つのプロパティの1つを設定することができます。
この設定を有効にし、チャンネルプロパティを定義することで、通信量の多いユーザーステーションが管理しやすくなります。
注意:この設定は、特別なチャンネル、 エマージェンシー や プログラムオーディオの動作には影響を及ぼしません。
セットアップメニュー: | User ▸ Settings ▸ Priority Dim |
設定オプション: | Mute、-24 dB~-6 dB (6 d刻み)、Off |
デフォルト: | Off |
POPUP(ポップアップ)
この設定は、ユーザーに対してポップアップを表示するかどうか、またどのポップアップを表示するかを定義します。
モード | 説明 |
---|---|
System Only(システムのみ) | 最低限の設定。設定の結合などのシステムイベントに関するシステムポップアップは必ず表示されます |
Cue(キュー) | システムの通知および受信する キュー信号のポップアップを表示させるオプションです |
Cue+Direct(キュー+ダイレクト) | システムイベント、キュー信号、および一次的な直通通信用の特別なチャンネルでの通信に関するポップアップを表示させるオプションです |
Cue/Direct/Extended(キュー/ダイレクト/エクステンド) | システムイベント、キュー信号、直通通信、およびUIからは直接利用することのできない(非表示の)チャンネルでの通信に関するポップアップを表示させるオプションです |
セットアップメニュー: | User ▸ Settings ▸ Popup |
設定オプション: | System Only、 Cue、 Cue+Direct、 Cue/Direct/Extended |
デフォルト: | Cue/Direct/Extended |
CUE TIMEOUT(キュータイムアウト)
この設定では、送信されるGOのキュー信号のホールドタイムを定義します。
セットアップメニュー: | User ▸ Settings ▸ Cue Timeout |
設定オプション: | 0.5 sec、 1 sec、 2 sec、 5 sec、 30 sec、 60 sec、 120 sec |
デフォルト: | 5 sec |
スクリプト
Loaded Script(ロードスクリプト)
このメニューは、現在ロードされているスクリプトが表示され、設定ファイル内に保存されたスクリプトをロードすることができます。
AVAILABLE SCRIPTS(利用可能なスクリプト)
このサブメニューは、現在ロードされているスクリプトをクリックすると表示され、設定ファイル内にあるすべてのスクリプトが一覧表示されます。
セットアップメニュー: | User ▸ Scripts ▸ Script Name |
設定オプション: | 使用可能なスクリプト |
デフォルト: | 設定なし |
Status
このプロパティでは、現在ロードされているスクリプトの現在の状態が表示されます。
Radio Port(ラジオポート)
ラジオポート サブメニューには、ラジオに関連するあらゆる設定が含まれています。
GAIN(ゲイン)
入力 ゲイン は、入力信号の増幅を設定します。
セットアップメニュー: | Audio ▸ Gain |
設定オプション: | +30 dB~+60 dB (1 dB刻み) |
デフォルト: | なし |
COMPRESSOR(コンプレッサー)
この設定で作動させることができる単純な コンプレッサー で、入力信号の大きな部分を減衰させることでダイナミックレンジを狭め、歪んだオーディオを送信されにくくします。この設定が有効な場合、コンプレッサーのタイミングを調節することができます。
セットアップメニュー: | Audio ▸ Compressor |
設定オプション: | Fast(速い)、Med(中)、Slow(遅い) |
デフォルト: | Med(中) |
GATE THRESHOLD(ゲートスレッショルド)
ゲートスレッショルド オプションは、ノイズゲートがマイクをオンにする閾値を定義します。設定された閾値を下回るオーディオ信号はカットされ、送信されません。
セットアップメニュー: | Audio ▸ Gate Threshold |
設定オプション: | -50 dB~-25 dB (5 dB刻み)、Off |
デフォルト: | -50 dB |
GATE HOLD(ゲートホールド)
ゲートホールド プロパティは、ノイズゲートが一度有効になった後、再び閉じる までのホールドタイムを定義します。
セットアップメニュー: | Audio ▸ Gate Hold |
設定オプション: | Short(短い)、Medium(中間)、Long(長い)、Xlong(さらに長い) |
デフォルト: | Medium(中間) |
OUTPUT(出力)
出力 プロパティは、すべてのデバイス出力のマスターとして機能します。全ての出力レベルを、簡単に同時に上げ下げすることができます。
セットアップメニュー: | User ▸ Channels ▸ ID ▸ Output |
設定オプション: | -40 dB~+12 dB (1 dB刻み) |
デフォルト: | 0 dB |
OUTPUT LIMITER(出力リミッター)
出力リミッター オプションでは、ユーザーの出力用に単純なリミッターを設定することができます。リミッターは、ユーザーのチャンネルミックスの最も大きい部分を減衰させ、信号のクリップを回避します。
セットアップメニュー: | Audio ▸ Output Limiter |
設定オプション: | -24 dB~-6 dB (6 dB刻み)、Off |
デフォルト: | -6 dB |
TX MODE(TXモード)
TXモード は、PTTリレーの動作を操作します。
モード | 説明 |
---|---|
Disabled(無効) | PTTリレーは、受信する通信に関わらずトリガーされません |
Vox(ボックス) | アクティブなオーディオ通信を受信している間のみ、PTTリレーがトリガーされます。非アクティブだが、チャンネルが開いている場合、リレーはトリガーされません |
Talk(トーク) | PTTリレーは、リモートチャンネルが開かれるとすぐにトリガーされます-オーディオ通信を受信する必要はありません |
セットアップメニュー: | Audio ▸ Main Level |
設定オプション: | Disabled、 Vox、 Talk |
デフォルト: | Vox |
Device
Device サブメニューには、デバイスに関連する設定が含まれています。
LED INTENSITY(LEDインテンシティー)
LED オプションでは、ステータスおよびボタンのバックライトの明るさを調節します。
セットアップメニュー: | Device ▸ Device Settings ▸ LED Intensity |
設定オプション: | Min(最小)、1~6 (1刻み)、 Max(最大) |
デフォルト: | 4 |
LED TIMEOUT(LEDタイムアウト)
LEDタイムアウト オプションでは、 スクリーンタイムアウトによってデバイスのステータスおよびボタンのバックライトを操作するかどうかを定義します。
セットアップメニュー: | Device ▸ Device Settings ▸ LED Timeout |
設定オプション: | Disabled(無効)、 Enabled(有効) |
デフォルト: | Disabled(無効) |
SCREEN TIMEOUT(スクリーンタイムアウト)
スクリーンタイムアウト オプションは、デバイスがアイドリング状態のとき、全ての画面をオフにするタイマーを設定します。何らかのユーザーが操作したり、通信を受信したりした場合は、このタイマーがリスタートし、画面がオンになります。
セットアップメニュー: | Device ▸ Device Settings ▸ Screen Timeout |
設定オプション: | Always On、 1 Minute、 10 Minutes、 1 Hour、 10 Hours |
デフォルト: | 1 Hour |
Connection(コネクション)
コネクションメニューでは、Green-GOエンジンで使用する接続モードを変更することができます。これにより、ローカルまたはリモートネットワークのいずれかにエンジンを接続することができます。
- Local接続モード
- Direct IP接続モード
- Cloud ID接続モード
メモ:以上のモードのいずれか1つを選択すると、メニューレイアウトが変わります。
モード
Local(ローカル)
デフォルトの接続モードで、ローカルネットワークでの通信が可能になります。
このモードでは何かを設定する必要はありません。デバイスは同じローカルネットワーク内にあり、同じ設定ファイルのメンバーであればすぐに通信を開始します。
Direct IP(ダイレクトIP)
Direct IP接続モードでは、Green-GOエンジンをリモートのGreen-GO BridgeXに接続することができます。このモードでは、NATが受信側で使用されている場合、正しいルーティングと潜在的なポートフォワーディングが求められます。
このモードは主に、WiFiアクセスポイントを介した接続などの、ローカルでルーティングされる接続で使用されることを想定しています。
ヒント:この接続モードについての詳細は、ブリッジ接続を参照します。
IP ADDRESS
IP Addressでは、リモートGreen-GO BridgeXの外部またはパブリックIPv4アドレスを定義します。
セットアップメニュー: | Connection ▸ Mode: Direct IP ▸ IP Address |
設定オプション: | IPv4アドレス-スペース |
デフォルト: | 設定なし |
UDP PORT
UDPポートでは、リモート接続のターゲットとなるブリッジポートを定義します。
メモ:各ブリッジポートには1つの接続のみが使用可能であることに注意します。
セットアップメニュー: | Connection ▸ Mode: Direct IP ▸ UDP Port |
設定オプション: | Auto、00000~99999 |
デフォルト: | Auto |
PASSWORD(パスワード)
ここでは、ブリッジポートへの接続に必要な認証パスワードを定義します。
メモ:パスワードは必ず8文字でなければなりません。
セットアップメニュー: | Connection ▸ Mode: Direct IP ▸ Password |
設定オプション: | 8 文字:A - Z、a - z、0 - 9、+、- |
デフォルト: | 設定なし |
SEND BUFFER(センドバッファー)
センドバッファーは、送信接続上の潜在的なジッターを緩和するために使用します。
ヒント:この設定は、質の悪い、または待ち時間が長い接続の場合にのみ設定する必要があります。
セットアップメニュー: | Connection ▸ Mode: Direct IP ▸ Send Buffer |
設定オプション: | 10 ms、 20 ms、 30 ms、 40 ms |
デフォルト: | 10 ms |
RECEIVE BUFFER(レシーブバッファー)
レシーブバッファーは、受信接続上の潜在的なジッターを緩和するために使用します。
ヒント:この設定は、質の悪い、または待ち時間が長い接続の場合にのみ設定する必要があります。
セットアップメニュー: | Connection ▸ Mode: Direct IP ▸ Receive Buffer |
設定オプション: | 20 ms~200 ms (10 ms刻み) |
デフォルト: | 20 ms |
DIAGNOSTICS(ダイアグノスティックス)
ダイアグノスティックスメニューには、受信および送信接続に関する便利な統計情報が多数含まれています。
セットアップメニュー: | Connection ▸ Mode: Direct IP ▸ Diagnostics |
Cloud ID(クラウドID)
クラウドID接続モードでは、ホールパンチング技術を利用してNATを使用したファイヤウォールまたはルーターを介して接続を直接確立し、デバイスをインターネット上で簡単に接続することができます。
クラウドIDはホストサービスによって提供および生成されるもので、複数のクライアントを接続および動的に割り当てるために使用することができます。クラウドIDは、こちらからリクエストフォームに入力することで、無料で申請および使用することができます。
注意: このサービスは停止しています。
ヒント:クラウドID接続モードの詳細については、ブリッジ接続のガイドを参照します
ID
8文字のクラウドIDは、接続のセッションを定義するもので、クラウドサービスでの認証に必要です。
ヒント:クラウドIDは、パブリッククラウドサービスにより生成されます。
セットアップメニュー: | Connection ▸ Mode: Cloud ID ▸ ID |
設定オプション: | 8 文字:A - Z、a - z、0 - 9、+、- |
デフォルト: | 設定なし |
PASSWORD(パスワード)
8文字のパスワードは、クラウドサービスでの認証に必要です。
ヒント:パスワードは、パブリッククラウドサービスにより生成されます。
セットアップメニュー: | Connection ▸ Mode: Cloud ID ▸ Password |
設定オプション: | 8 文字:A - Z、a - z、0 - 9、+、- |
デフォルト: | 設定なし |
SEND BUFFER(センドバッファー)
センドバッファーは、送信接続上の潜在的なジッターを緩和するために使用します。
ヒント:この設定は、質の悪い、または待ち時間が長い接続の場合にのみ設定する必要があります。
セットアップメニュー: | Connection ▸ Mode: Cloud ID ▸ Send Buffer |
設定オプション: | 10 ms、20 ms、30 ms、40 ms |
デフォルト: | 10 ms |
RECEIVE BUFFER(レシーブバッファー)
レシーブバッファーは、受信接続上の潜在的なジッターを緩和するために使用します。
ヒント:この設定は、質の悪い、または待ち時間が長い接続の場合にのみ設定する必要があります。
セットアップメニュー: | Connection ▸ Mode: Cloud ID ▸ Receive Buffer |
設定オプション: | 20 ms~200 ms(10 ms刻み) |
デフォルト: | 20 ms |
(ダイアグノスティックス)
ダイアグノスティックスメニューには、受信および送信接続に関する便利な統計情報が多数含まれています。
セットアップメニュー: | Connection ▸ Mode: Cloud ID ▸ Diagnostics |
Config(コンフィグ)
コンフィグサブメニューにより、Green-Goコントロールソフトウェアを使用することなく、デバイスに設定をロードすることができます。
ヒント:現在使用されている設定は、Infoサブメニューから確認することができます。
Join Config(ジョインコンフィグ)
このサブメニューでは、ローカルネットワーク内の、すべてのアクティブな設定が一覧表示されます。ただし、現在デバイスで使用されている設定は表示されません。
AVAILABLE CONFIGURATIONS(利用可能なコンフィギュレーション)
いずれかの項目をクリックすると、確認画面が表示されます。ジョインオプションを押すと、デバイスに設定がロードされます。
メモ:設定のセキュリティ設定によっては、設定パスワードの入力を求められる場合があります。
セットアップメニュー: | Config ▸ Join Config ▸ Configuration Name |
Default Configuration(デフォルトコンフィギュレーション)
このサブメニューでは、カスタムのデフォルト設定をロードすることができます。
ヒント:カスタム設定の定義には、Green-GO Controlソフトウェアを利用することができます。
LOAD(ロード)
カスタムデフォルト設定ファイルをロードするには、「Load」プロパティをクリックします。
セットアップメニュー: | Config ▸ Default Configuration ▸ Load |
Factory Default(ファクトリーデフォルト)
このサブメニューでは、工場出荷時の設定ファイルをロードすることができます。
LOAD(ロード)
工場出荷時の設定ファイルをロードするには、「Load」プロパティをクリックします。
セットアップメニュー: | Config ▸ Factory Default ▸ Load |
Network(ネットワーク)
ネットワーク サブメニューにより、デバイスのネットワークインタフェースを設定することができます。この設定は、2つのモードに対応しています(IPv4):
Dynamic: Yes(ダイナミック:あり)
(ダイナミック:あり) では、ローカルDHCPサーバーをリッスンするか、または 169.254.0.0/16 IPv4アドレスを自動設定するかのいずれかにネットワークインタフェースを自動設定します。
Dynamic: No(ダイナミック:なし)
ダイナミック:なし では、ネットワーク設定を手動で行うことができます。
ADDRESS(アドレス)
アドレス オプションでは、デバイスのプライベートIPv4 アドレスを定義します。
セットアップメニュー: | Network ▸ Dynamic: No ▸ Address |
設定オプション: | 0.0.0.0 - 255.255.255.255 |
デフォルト: | 設定なし |
NETMASK(ネットマスク)
ネットマスク オプションでは、デバイスのローカルサブネットを定義します。
セットアップメニュー: | Network ▸ Dynamic: No ▸ Netmask |
設定オプション: | 0.0.0.0 - 255.255.255.255 |
デフォルト: | 設定なし |
GATEWAY(ゲートウェイ)
ゲートウェイ オプションでは、ローカルネットワークゲートウェイを定義します。
セットアップメニュー: | Network ▸ Dynamic: No ▸ Gateway |
設定オプション: | 0.0.0.0 - 255.255.255.255 |
デフォルト: | 設定なし |
Info(情報)
Info サブメニューでは、必要な設定を一か所に表示させることができます。一部の利用可能なオプションでは、デバイスまたはシステムをデバッグするツールが提供されています。
Name(名前)
Nameオプションでは、デバイス名が表示されます。
セットアップメニュー: | Info ▸ Name |
Config(コンフィグ)
このサブメニューでは、デバイスでそのとき使用されている設定ファイルに関する情報が表示されます。
表示される情報は、同期していないデバイスに関連するデバッグの問題を解決する場合に有用です。
NAME(名前)
Nameオプションでは、現在アクティブな設定ファイルの名前が表示されます。
セットアップメニュー: | Info ▸ Config ▸ Name |
STAMP(スタンプ)
このオプションでは、現在アクティブな設定ファイルのタイムスタンプが表示されます。
セットアップメニュー: | Info ▸ Config ▸ Stamp |
(サンプルレート)
このオプションでは、現在アクティブな設定ファイルで使用されているサンプルレートが表示されます。
セットアップメニュー: | Info ▸ Config ▸ Sample Rate |
MULTICAST IP(マルチキャストIP)
このオプションでは、現在設定されている、設定ファイルのマルチキャストIPが表示されます。
セットアップメニュー: | Info ▸ Config ▸ Multicast IP |
ID
このオプションでは、現在アクティブな設定ファイルの一意のIDが表示されます。
セットアップメニュー: | Info ▸ Config ▸ ID |
IP
このサブメニューでは、デバイスの現在のIPアドレスが表示され、リモートIPv4ターゲットを確認し、現在のネットワーク接続を検証することができます。
PING(ピング)
このオプションでは、ネットワーク接続を確認するIPv4ターゲットを定義することができます。
セットアップメニュー: | Info ▸ IP ▸ Ping |
PACKETS(パケット)
このオプションでは、定義されたターゲットに対し、10回連続でPingが送信され、Pingスクリプトを開始することができます。また、このオプションは、パケットのカウンターとしての役割を果たし、送られたパケットの総数を表示します。
ヒント:このオプションを再起動すると、スクリプトが再スタートします。
セットアップメニュー: | Info ▸ IP ▸ Packets |
パケットの統計
Lost(損失)
Pingスクリプトの最後の実行時に失われたパケット数がカウンターに表示されます。
Avg(平均)
Pingスクリプトの最後の実行時に記録された平均応答時間。
Min(最短)
Pingスクリプトの最後の実行時に記録された最小応答時間。
Max(最長)
Pingスクリプトの最後の実行時に記録された最大応答時間
注意:ローカルのGreen-GO ネットワークでは、応答時間は1msを超えてはなりません。
Firmware(ファームウェア)
このサブメニューでは、デバイスのファームウェアのバージョンが表示されます。
セットアップメニュー: | Info ▸ Firmware |
Serial(シリアル)
このオプションでは、デバイスのシリアルナンバーが表示されます。
セットアップメニュー: | Info ▸ Serial |
Reset To Defaults(デフォルトに戻す)
このサブメニューでは、設定が完了しているデバイスまたは設定の一部を工場出荷時設定にリセットすることができます。
RESET DEVICE(デバイスのリセット)
このオプションでは、デバイス設定を工場出荷時設定に戻すことができます。
セットアップメニュー: | Info ▸ Reset to Defaults ▸ Reset Device |
RESET AUDIO(オーディオのリセット)
このオプションでは、オーディオ設定 を工場出荷時設定に戻すことができます。
セットアップメニュー: | Info ▸ Reset to Defaults ▸ Reset Audio |
RELOAD USER(ユーザーのリロード)
このオプションでは、現在のユーザーおよびそのすべての設定をリロードすることができます。
セットアップメニュー: | Info ▸ Reset to Defaults ▸ Reload User |
FACTORY RESET(ファクトリーリセット)
このオプションでは、設定が完了しているデバイスを工場出荷時設定に戻すことができます。
セットアップメニュー: | Info ▸ Reset to Defaults ▸ Factory Reset |
技術仕様
一般事項
コネクター:
1 x D-Sub9、1 x Neutrik RJ45 etherCON (10/100 Mbps)
ユーザーコントロール:
4 x
、 2 x ジャンパスイッチ
画面:
1 x 0,95" 有機ELディスプレイ(カラー)
画面解像度:
64 x 96 pixel、15 x 22 mm (H/W)
電源入力:
PoE(パワーオーバーイーサネット): IEEE 802.3af 48-56 Vdc
使用電力:
通常2.5W、最大5W
寸法(H/W/D):
41 x 95 x 119 mm
重量:
246 g
環境:
周辺温度:0° - +55° C
ラジオコネクター
最大ゲイン:
+12 dB
最大レベル:
+16 dBu
入力インピーダンス:
400 Ω ± 100 Ω
入出力:
絶縁変圧器
PTT接点:
N.O.およびN.C.のドライリレー接点