2019年02月05日
Meyer Soundは、LEOファミリーラインアレイシステムのために開発された技術を利用して、人気で実績のあるUPQポイントソーススピーカーをアップデートしました。新しいD級アンプ、最適化された周波数と位相応答のための新しいオンボード信号処理を採用し、総重量は5.9kgに削減しています。現在のUPQ-1P (80°x50°) および UPQ-2P (50°x50°) は、それぞれ UPQ-D1 およびUPQ-D2 となります。3つ目の機種として UPQ-D3 が加わり 80° x 80°のカバレッジを提供します。3つのバリエーションはすべて、現行のUPQモデルと同じ外装キャビネット寸法およびリギングポイントを継承しているため、同じ取り付けおよびリギングアクセサリーを使用できます。
Meyer Soundの副社長兼チーフスピーカーデザイナーであるPablo Espinosaは、次のように述べています。「 当社のUPQシリーズは大成功を収めましたが、シリーズ全体を最新のアンプおよび信号処理テクノロジでアップデートしながら、新しいカバレッジのバリエーションを提供する時期が来たと判断しました。これにより、当社の最も広く使用されているラウドスピーカーラインの1つが、より軽量なパッケージで汎用性が大幅に拡大します。」
3つのバリエーションはすべて、以前のバージョンと同じ実績のあるドライバーを組み込んでいます。低域セクションは15インチネオジムマグネットのコーンドライバー、高域は4インチダイアフラムコンプレッションドライバーです。どちらのドライバーも、Meyer SoundのBerkeleyキャンパスで製造されています。
新しい2チャンネルD級アンプは、消費電流を抑えながら高効率を実現するように設計されており、合計ピーク出力は1800ワットです。新世代の位相補正信号処理により、優れたトランジェント再生と正確なイメージングのため周波数と位相応答は平坦です。
すべてのUPQ-Dシリーズモデルは、53 Hz〜19 kHzの動作周波数範囲を持ち、位相応答は80 Hz〜18 kHz±45°です。リニア領域のピークSPLは、4mで M-Noise、フリーフィールドで測定し 1m換算で 133dB です。Constant-Qホーンは、ルームカバレッジのプロット予測に対して、穏やかで均一なロールオフ特性を示します。基本仕様は、高周波ホーンパターンを除いて3つすべてのバリエーションで同じです。
新しい入力モジュールには、平衡型オーディオ用のループスルーXLR-FおよびXLR-Mコネクタ、およびパラのpowerCON 20 ACラインコネクタがあります。オプションのRMSリモートモニタリングシステムモジュールは、Compassソフトウェアを実行しているホストコンピュータからラウドスピーカーパラメータの包括的なモニタリングを提供します。バランスオーディオとRMS信号の両方に対応するために、オプションのXLR 5ピンコネクタが利用可能です。キャビネット内部の構造が大幅に変更されているため、新しいアンプとプロセッシングモジュールを現在のUPQスピーカーに取り付けることはできません。
再設計されたキャビネットは元のサイズ、グリルフレームを保持し、以前のUPQ製品のすべてのリギングオプションと互換性があります
新しいUPQシリーズのスピーカーは、小規模および中規模の会場のメインスピーカーから大規模な会場のフィルシステムに至るまで、さまざまなポータブルおよび設備アプリケーションに適しています。
"「 当社のUPQシリーズは大成功を収めましたが、シリーズ全体を最新のアンプおよび信号処理テクノロジでアップデートしながら、新しいカバレッジのバリエーションを提供する時期が来たと判断しました。これにより、当社の最も広く使用されているラウドスピーカーラインの1つが、より軽量なパッケージで汎用性が大幅に拡大します。"
Pablo Espinosa
Vice President & Chief Loudspeaker Designer