2016年09月10日
メイヤーサウンドの技術を結集したラインアレイスピーカー『LEOファミリー』システムがニューヨークのラジオシティミュージックホールに設置されました。この夏のニューヨークのスペクタキュラーと今度のホリデーシーズンに予定されているクリスマスのスペクタキュラーを含む世界的に有名なラジオシティロケッツによるパフォーマンスをサポートします。
象徴的な会場であるRadio Cityを運営するMadison Square Garden CompanyのシニアバイスプレジデントであるLarry Sedwickは、次のように述べています。 「観客が - この6,000席の会場 - 世界最大の屋内劇場のどこに座っていても、私たちの観客のためにユニークな体験を創造することが重要です。最新のサウンドシステムのアップグレードは、私たちの作品をまったく新しいレベルへと導き、私たちの観客をさらにショーを親密に感じることを可能にします。」
新規に導入したMeyerサウンドシステムは、LYONによるメインアレイと一緒に紗幕で作った仮想プロセミアムの後ろに隠しました。これはSCK Sound Designが作った2014クリスマススペクタキュラーとほぼ同じものをベースにしています。
「メインPAスピーカーは特定な場所に見えないように配置されています」SCK Sound DesignのSteve Canyon KennedyのパートナーであるAndrew Keisterは述べます。「正面の天井と仮想のプロセニアム全体に投影マッピングを行うスペクタクルは、吊り下げたアレイスピーカーで影を落とす事がなくなります。LYONは、並外れた電力対サイズ比で、完璧にフィットし、以前のソリューションを大幅に上回りました。」
New York Spectacularに使用されたメインシステムは、やはりSCKによるサウンドデザインで、左右各16本のLYONラインアレイと、センターダウンフィルアレイは8本のLEOPARDで構成されていました。十分な低音サポートをするため、側面プロセニアムにカージオイドで18本、センターカーディオイドに6本、後部トラスに6本、合計30本の900-LFC低域コントロールエレメントによって供給されました。予想されるロックスタイルのコンサートで使用するために、8本の追加の900-LFCが購入されました。
ニューヨークのPRGプロダクション・テクノロジー・サービスがBob Rendonの販売促進で提供したこの新しいシステムには、3台のGalileo Callisto 616プロセッサと6台のGalileo 616プロセッサを搭載したGalileo Callistoスピーカーマネージメントシステムも含まれています。この夏のNew York Spectacularシステムでは、没入型サラウンド効果のために、4つのアレイをLEOPARDを各8本で組み込みました。「これらのLEOPARDのほとんどはレンタルでした」とKeister氏は言います。
新しいシステムは、Spacemap 3DパンニングとWild Tracksのマルチチャンネル再生を備えた完全なD-Mitriデジタルオーディオプラットフォームも搭載しています。「D-Mitriプラットフォームの力により、ビデオマッピングを完全に補完する革新的な多次元効果をプログラムすることができました」とKeister氏は付け加えます。「その結果、本当に没入型のオーディオ体験ができました。」
Radio City Rockettesショーは、1組のDiGiCo SD7デジタルコンソールでミックスされ、スタッフエンジニアのPatrick HealeyとMichael Jenkinsがライブオーケストラ、ボーカル、再生および補助サウンドを担当します。ロケッツのタップシューズに80個のマイクを仕込み80チャンネルのワイヤレスを使いました。
伝説のアメリカンエンターテインメントのラジオシティロケッツはRadio City Music Hall で1933年より公演を行っています。Radio City Music Hall はロックフェラーセンターに位置し、エドワードデュレルストーンとドナルドデスキーによって設計されたアールデコ建築で、1978年にNational Register of Historic Placesに加えられました。
" LYONは、並外れた電力対サイズ比で、完璧にフィットし、以前のソリューションを大幅に上回りました。"
Andrew Keister
Partner, SCK Sound Design