採用されたシステムは意匠に合わせて全て特注で白色塗装が施され、メインには10台構成のLINAベリーコンパクトラインアレイがLRに天井からフライングされています。
また、アウトサイド席にはMeyer Sound ウルトラシリーズ、ナロー指向性のUPQ-2Pでカバーされています。
低域には片側に3台の900-LFCセルフパワードサブウーファーを採用、中央のアンダーバルコニーにはUPM-1XP、サイドのアンダーバルコニーやステージフロントフィルとしてUP-4XPを採用しています。
音楽的なバックグラウンドと共にCristina氏はスピーチの重要性もしっかりと認識しています。『礼拝堂のサウンドプランニングにおいて最も重要なのは話された言葉です』『従来システムではバルコニーのスピーチ明瞭度に問題がありましたが、LINAをはじめとした今回の改修でこれら問題は解決され、初回の日曜日から賛辞を頂きました、音について何も知らない一般の方々は"まるで昼と夜ほどの差がある”と言っていました。』
アレンジャーとミキシングエンジニア両方の役割を果たすCristina氏にとってクリスマスの特別プログラムは重要なテストでした、『私たちの礼拝バンドにはロックリズムセクションとボーカル、そしてオーケストラを持っています、私はオーケストラを担当し、昨年は明瞭なサウンドを得ることはできませんでした。しかし、今年はLINAシステムでオペレートして ”Wow!ビオラの音をハッキリと聞くことができる!” それはアレンジャーにとってとても大切な事なので、私はLINAシステムを非常に気に入りました』
北カリフォルニアでは、最初のLINAシステムはOaklandのShiloh教会に設置されました。Octane Audio社からも供給されているこのシステムは、1台の1100-LFC低域コントロールエレメントとLINAラインアレイスピーカー7台がそれぞれ左右に固定されています。
大陸を横断したフロリダ州ジャクソンビルの Evangel Temple Assembly of God(God of God)は、低音用1100-LFCエレメントを3本と合計20本のLINAライン・アレイ・スピーカー及び3本のUPQ-1P、2本のUPQ-2P、2本のUPJuniorスピーカーでメインとフィル用に構成しています。3ヵ所のLINAシステムはすべて、システム駆動と最適化のためにGalileo GALAXY 616ラウドスピーカプロセッサを採用しています。