2018年4月16日

　

1986年にオープンしたケルン・フィルハーモニーホール（ケルン・フィル）は、ドイツのライン・ルール地方の音楽文化の中心となっています。2つのレジデント交響楽団のコンサートに加えて、ジャズセッション、民族音楽とポップコンサート、映画、ミュージカル、子供イベントなどの様々なプログラムがあります。すべてのプログラムを透明で忠実に拡声するために、ホールは最近、LEOPARDコンパクトラインアレイスピーカーをメインとしたサウンドシステムを導入しました。

　

オープニング直後から、Philharmonic Hallは、高度な品質のPAが必要なときは常にサードパーティのプロバイダからMeyer Soundレンタルシステムを採用しました。典型的な状況は、放送局のWDRによってプロデュースされたビッグバンドのコンサートだけでなく、ストックハウゼン（Stockhausen）、エーテボース（Eötvös）、カゲル（Kagel）などの近代的な作曲家による作品でも、クリアでリニアなPAが必要でした。

　

「私たちの広範囲にわたる音楽演奏は、PAシステムに非常に柔軟なアプローチが求められています」とケルン・フィルのステージマネージャーのAndreas Hardtke氏は言います。「既存のPAシステムが古くなり、修理が頻繁になるにつれて、私たちはすべての要件を満たす将来的な後継システムを探していました」

　

新しいラウドスピーカー評価のために、ホールの技術管理者は、さまざまな社内イベントで異なるシステムをテストするための明確なガイドラインを設定しました。当初から、ハイテクライダーに最も頻繁に必要とされた国際的に認められたメーカーのみが考慮されました。Hardtke氏は次のように述べています。「私たちの施設は外部の主催者によってかなり慣れています。誰もが時間とコストの理由から私たちのPAシステムを利用することを好みます。これですべての顧客にシステムを提供できるようになり、すべてのイベントに対して連続的な品質基準が保証されます。もちろん、その基準は可能な限り高くする必要があります」

　

その他の重要なロジスティクス要件がありました。新しいシステムは、旧システムとほぼ同じ寸法で、必要な保存スペースは同じままでなければならず、デジタル処理によって制御されるべきである。また、ラウドスピーカーは、美観的にホールと調和し、ディレイスピーカーを使用せずにすべての座席を均一なレベルでカバーしなければならなりませんでした。

　

過去2年間の広範囲にわたるテストの後、明らかな勝者が浮上しました。「経営陣に質に投資することを容易に説得できました」とHardtkeはMeyer Sound LEOPARDに有利な決定を説明しています。「難しいコンサートに使用した場合、システムは絶対に説得力がありました」

　

ケルン・フィルハーモニーホールに設置されているシステムは、中央に11本のLEOPARDラインアレイと左右に各7本のLEOPARDメインアレイをベースにしています。ステージ上には2つのLEOPARDラウドスピーカーが左右に、2本の900-LFC低域コントロールエレメントと2本のUPJ-1PコンパクトVariOホーンスピーカーがあります。5本のUPM-1Pスピーカーがニアフィル用に配置され、システム全体が3台のGalileo GALAXYネットワークプラットフォームによって制御されます。

　

コンパクトなLEOPARDの寸法により、クラシックコンサートで必要ない時にはサイドアレイを天井に引き上げることができます。センターアレイは特別なトロリーに置かれ、ステージ上を運びエレベーターで地下室に持ち込まれます。ステージ上のシステムは簡単に動かすことができ、プラグインすることができ、数分で再生する準備ができます。

　

「私たちは3日間、さまざまなスタイルの音楽を試すことができるように校正を行いました。システムは会場にとどまっていたので、私たちはそれを継続的に処理することができました。Meyer SoundシミュレーションプログラムMAPP XTは、システムの位置、角度、高さを事前に与えてくれたので、最終的な設置はそれほど難しくありませんでした」とHardtke氏は付け加えます。

　

私たちの主な目標は、すべてのサウンドを忠実に再現するシステムの実現で、新しいメイヤーサウンドシステムでこれを達成しました。最後に音声の明瞭度が求められます。音楽と話し言葉の両方がステージ上に正確にローカライズされ、グランドピアノはホールのあらゆる場所でグランドピアノのように聞こえます。

　"フィルハーモニーホールにはすべての作業を処理できる健全なシステムが今ある" という話題はすでに広まっています。すべての要件を満たすツールがあるので、私たちは完全に満足しています。機器の仕上がりと性能はMeyer Soundの機器自体が語ります。

　

ケルン・フィルハーモニーホールは2,000名の座席キャパがあり、毎年約400のコンサートを開催しています。WDR Symphony CologneとGürzenichOrchestra Cologneはホールを拠点としています。