Mayer Sound

ネットワークとオーディオハードウェアの接続

Spacemap Goシステムを実際に構築するには、イーサネットネットワークとオーディオ信号の接続が必要です。
イーサネット接続は、システムコントロール、プロセッサー間のおよびオプションのMilan AVBデバイス間のMilan AVBオーディオ転送用です。
アナログおよびAES3オーディオ信号はGalileo GALAXYプロセッサーに接続されます。

イーサネットおよびオーディオの接続例

オーディオ入出力設定

オーディオソースは、Galileo GALAXYプロセッサーのXLR入力に接続されるか、Milan AVBオーディオストリーム用のRJ-45コネクターに接続されます。

Galileo GALAXY オーディオ入力

iPadアプリSpacemap Goは、入力と出力を構築するコネクションウィザードを持っています。
複数のプロセッサーを含むシステムの場合、ウィザードは、すべてのプロセッサー間で入力が共有されているMilan AVB信号の設定もします。
Analog: Input Aで始まり、そしてInput B、C、D、E、およびFで接続します。
AES3: Input Aで始まり、次にInput C、E、およびGで接続します。
Galileo GALAXYプロセッサーで使用できる入力タイプは、アナログ、AES3、そしてMilan AVBです。プロセッサーごとのチャネル数に制限はありますが、任意の組み合わせで最大32の入力を使用できます:

  • アナログ:8チャンネル(816モデル)。 4チャンネル(408モデル)。
  • AES3:8チャンネル(816モデル)。 4チャネル(408モデル)。
  • Milan AVB:32チャンネル(全モデル)。

Galileo GALAXYはアナログまたはAES3入力をサポートし、816モデルでは合計8チャンネル、408モデルでは合計4チャンネルに制限されています。
Milan AVB: 816モデルと408モデルでは、受信したMilan AVBストリームから任意にプロセッサー入力を選択できます。
816モデルの入力9-32、また408モデルの入力5-32には、Milan AVBストリームのみが使用可能です。
現在サポートされている入力サンプルレートは96kHzです。
GALAXY 816モデルの場合の32入力の例:

  • 4チャンネル アナログ
  • 4チャンネル AES3
  • 24チャンネル Milan AVB

入力と出力の詳細については、Galileo GALAXY User Guide を参照してください。

Galileo GALAXY スピーカーへのオーディオ出力

Analog & AES3: Galileo GALAXYプロセッサーにはアナログアウトプットが装備され、また816AESモデルでは1-8のXLRコネクターで16のAES3アウトプットとして使用でき、 その9-16のアナログコピーが9-16のXLRコネクターから出力します。
出力は通常セルフパワードスピーカーに接続されます。

GALAXY 816 オーディオ接続

Milan AVB: すべてのGALAXYモデには、16のMilan AVB出力を使用できます。
出力ストリームフォーマットは、Milan準拠、AAF、8チャネルストリームです。
96kHzと48kHzの両方のサンプルレートストリームが利用可能で、以下のStream Output 0、1、4、5 に示します。

GALAXY Milan AVB Outputストリーム

イーサネット接続

iPadとGalileo GALAXYプロセッサーは、システム操作中のコントロールのためには同じネットワークに接続する必要があります。
iPad接続はワイヤレスにすることができます。
プロセッサーの設定のためにCompassソフトウェアを起動しているコンピューターもこのネットワークに接続します。
各GALAXYプロセッサーはネットワーク接続用に2個のRJ-45イーサネットコネクターを搭載しています。
この2個のコネクターで多様なリダンダントネットワークスキームをサポートします。
詳細については、 Galileo GALAXY User GuideAVB Networking Guideをダウンロードして参照してください。
標準的にEthernet Port 1 を使用してプライマリーネットワーク接続を確立します。
リダンダントネットワークへの接続にはEthernet Port 2を使用します。
ポートの機能が同じで、異なるタイプのデータも送受信します。
Compass、Compass GO、Spacemap Go、およびOSCコマンドを送受信するデバイスなどにより、プロセッサーの設定の変更が可能です。
またこれらのポートはMilan AVBオーディオストリームも送受信します。
システムで複数のGALAXYプロセッサーを使用する場合、またはソースがMilan AVBの場合は、Avnu Alliance認証のネットワークスイッチが必要です。
Avnu認証のネットワークスイッチは、Milan AVBプロトコルをサポートできる特殊なスイッチであり、相互運用性が認定されています。
Extreme Networks社のスイッチの設定方法はこちら hereダウンロードできます。
汎用のネットワークスイッチはMilan AVBオーディオストリームをサポートしていませんが、コントロール信号専用のネットワークには使用できます。
GALAXYプロセッサーがSpacemapモードで起動されると、プロセッサーへの入力は、Milan AVBプロトコルを使用してイーサネットネットワーク内で他のプロセッサーと共有されます。

システム例1

最もシンプルなシステム例です:

  • アナログまたはAES3オーディオをGALAXY入力XLRコネクターに接続します。
  • ワイヤレスアクセスポイント(WiFi)をGALAXY Ethernet Port 1に接続します。
  • Spacemap Goを実行しているiPadはWi-Fiを介してワイヤレスアクセスポイントに接続されています。/li>
  • GALAXYプロセッサーのアナログXLR出力はスピーカーに接続します(図中に表示されていません)。

注: Avnu Alliance認証ネットワークスイッチは必要ありません。

システム例1: アナログ/ AES3入力、Galileo GALAXYプロセッサー、Wi-Fiアクセスポイント、iPad (スピーカーは省略)

システム例2

Milan AVB信号による入力を使用しており、Avnu Alliance認証AVBネットワークスイッチが必要です。
オーディオソースを、Milan AVBを介してGalileo GALAXYに送ります。

システム例2: Milan AVBオーディオ入力とアナログ出力

システム例3

2台のGALAXYプロセッサーを使用します。
Milan AVBプロトコルを使用して、1台目のアナログ/ AES3入力を2台目のプロセッサーと共有します。
Avnu Alliance認証ネットワークスイッチが必要です。
出力はGALAXYのXLRアウトを使用するか、またはMilan AVB出力ストリームを使用してネットワークスイッチに接続されたスピーカーや他のMilan AVBデバイスに接続します。

システム例3: 2台のプロセッサーを使用しAvnu認証スイッチが必要

AVB Milan Network Redundancy

プライマリーネットワークで障害が発生した場合に備えてセカンダリー/リダンダントネットワークを構築できます。
これによりMilan AVB転送やシステムコントロールの継続的な接続が保証されます。
Milan AVBリダンダント接続の詳細については、AVB Networking Guide の第3章を参照してください。

AVB Clock Considerations

Spacemap Goシステムの設定が完了するとAVBメディアクロックの接続が自動的に確立されます。

次は?

次は、 GALAXYプロセッサー設定をご覧ください。

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