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Roskilde Festival 北欧最大にして世界屈指のロックフェスティバル
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2017年9月20日

 

Meyer SoundとRoskilde Festivalが前例のないパートナーシップを発表

ロスキレ・フェスティバル('Roskilde Festival)は、デンマークのロスキレにて毎年行なわれている野外ロック・フェスティバルです。この音楽祭典がスタートしたのは1971年のことで現在ではグラストンベリーなどと並び、欧州5大フェスに数えられています。広大な敷地に6月末から7月初頭にかけて、1週間もの長期にわたって開催され、北欧最大にして世界屈指のロックフェスティバルです。

 

今回の契約は、2018年以降の音響機器供給メーカーとしてMeyer Soundを指定し、技術スタッフトレーニング、および年間を通じた教育、観客参加型の新しいプログラムを共同で作成するというものです。

 

Roskilde FestivalグループとMeyer Soundは、毎年恒例の北ヨーロッパ最大の音楽祭と、世界的なプロ用音響システムメーカーであるという互いの強みを活かし、ユニークなパートナーシップを発表しました。2018年のイベントを皮切りに、Roskilde Festivalの全ステージでMeyer SoundのSRシステムが独占的に導入されます。さらに、Meyer Soundは、音響システムの設計、構築、最適化において、フェスの技術スタッフのトレーニングを手助けします。また両社からは、オーディエンスへの教育と相互方向参加を促す積極的な提案や、年間を通した高水準のトレーニングを行う新ロスキレ祭アカデミー創生についても説明がありました。

 

両社の最高経営陣は、この合意を発表する中で、互いの本質には共通点があり、卓越した音楽体験に対する献身性も共通している点が重要であること、今後も視聴者体験の発展に焦点を当てていくことを強調しました。

 

「Roskilde Festivalは、60年代後半から70年代初めの反体制文化から生まれましたが、当時は驚異的な創造性と技術革新の時代でした。」Roskilde FestivalグループのCEO、Signe Lopdrup氏は言います。「我々も音楽に対する情熱につき動かされ、非営利団体として、当時と同じスピリットを保っています。Meyer Soundは、同じ文化的遺産と強いリーダーシップを持ち、フェスのサウンドの品質と革新のレベルをより高く押し上げるため、我々と共に働くパートナーとなりました。」

Meyer Soundの副社長であるヘレン・メイヤー氏も、この新同盟が、相互に実り多いものであると認めています。「私たちの業界ではまったくユニークな今回のコラボレーションを、Roskilde Festival側から申し出てくれたことを光栄に思います。確かに私たちは、全ステージで最適な音質を確保するために豊富な技術的資源を提供しますが、同時に、フェスティバル側が提供してくれる本格的な現場は、新製品開発と聴衆の反応を評価する研究所となるのです。」

 

包括的なパートナーシップ契約は、過去6ヶ月間のMeyer SoundのBerkeley本部での会議中に作られました。 Lopdrup氏に加え、Roskildeからの主要な参加者としては、プロダクション長のBertelBaagøe氏、プロダクションマネージャーLars Liliengren氏、商業パートナーマネージャーのLars Orlamundt氏、Festival AcademyプロジェクトマネージャーのMorten Büchert氏などが参加しました。 Meyer Soundからは、Helen Meyerに加え、スカンジナビア担当セールスマネージャーKlaus Hansenと同社の教育および研究開発部門のメンバーが参加しました。

 

この協定は、Meyer Soundシステムの独占導入に加えて、フェスティバルスタッフと観客の両方を対象とした3段階のトレーニングと教育プログラムを提案しています。第1段階で、フェスティバル側は、全フェスティバルの音響システムの設計、導入、最適化のための技術スタッフを雇用し、トレーニングします。第2に、フェスティバル側とMeyer Sound社が、サウンドテクノロジーにおいて聴衆を教育、Constellationのアクティブ・アコースティックやSpace Mapの3次元パンニングなどのMeyer Sound独自のテクノロジーを使用して、参加型の音響体験に聴衆を巻き込む方法について協力して取り組みます。第3段階は、密接な指導と教育プログラムを通して、有望なエンジニアの能力を開発することに焦点を合わせます。

 

「音と照明用技術スタッフの雇用と訓練は、意欲的なステップですが、こうしたフェスティバルの世界では聞かない話でもあります。」と、Bertel Baagøe氏は述べています。「しかし、一貫して最高の結果を出すためには、不可欠なものだと思っています。各アーティストにとって、Roskildeでのパフォーマンスが夏のツアー全体で比べてもハイライトになることを願っています。」

 

このパートナーシップの教育的な部分は、デンマークのコペンハーゲンにあるRhythmic Conservatoryの教員でもあるRoskilde Festivalアカデミー・プロジェクトマネージャーのMortenBüchertの指揮下に置かれます。 Baagøe氏が強調しているのは、Meyer SoundとRoskilde Festivalの両社の経験によって、アカデミーは、物の見方と技術的なスキルに対等に重きをおいたアプローチをとることです。

 

「音の理解を深めることで音楽の楽しさがさらに増し、フェスティバルにやって来る聴衆を音響科学の基礎で教育する方法を模索しています。Roskilde Festivalアカデミーの立ち上げによって、メイヤーサウンドを代表するスペシャリスト達を呼び、 1年を通して音響のプロ達に高度なトレーニングを提供します。

 

今年のフェスティバルでは、Meyer Soundシステムは9ステージ中5ステージで導入されました。 2018年以降は、Roskilde FestivalではMeyer Soundが独占的に使用され、オーディオ、ビデオ、照明、ステージングサービスを提供する北欧の主要プロバイダーであるBright Groupによって供給されます。 「北ヨーロッパで最も有名なフェスティバルであるRoskilde Festivalのプロダクション・パートナーとしての私たちの役割に非常にわくわくしています。このコラボレーションは、単に音響システムを供給するだけではなく、この先見的なプロジェクトに貢献できることを光栄に思います」と、Bright SwedenのCEO、Magnus Sjolund氏は言います。