2018年4月11日

　

メイヤー・サウンドは、建築家、音響技術者、サウンド・アーティスト、ジャーナリスト、ミュージシャン・ディレクター、学生が集まった画期的なコンセプトで、思い思いとインスピレーションのユニークで幅広い交流のためのRESONATE：Thinking Sound and Spaceのキーコラボレーターを勤めました。建築空間での音の役割に専念するために、都市環境を改善するプラハに拠点を置く非営利プラットフォームreSITEとリスボンのMAAT（美術館、建築技術）ポルトガルがこのイベントを主催しました。

　

2月12日の会議は320人以上が参加し、MAATディレクターのペドロ・ガダノ(Pedro Gadanho)は、サウンドが私たちの生活にどのように影響するかを幅広く理解することで、アーキテクチャーの基本的な概念を再考する特別な機会を提供しました。

　

「建築は視覚文化とみなされる傾向がありました」とガダノ博士は指摘します。「メディアによって、私たちは目を通して建築物を見るので、それははるかに触覚的な経験であることを忘れています。私たちは、快適さ、喜び、そして建物の経験により、音が本当に基本的なものであることを忘れてしまいがちです。だから、アーティストの観点から、そして建築家の視点から、私たちは、音の考察、具体的には音響体験にも関係する空間を開発しています。

　

彼の基調講演では、ニューヨークタイムズの建築家、批評家、マイケル・キムメマン (Michael Kimmelman)が最近議論した最近のタイムズ作品「親愛なる建築家：サウンド・マターズ」を詳述しました。キムメルマン氏は、建築デザインでは聞く事が見過ごされがちであることを強調しました。「なぜ建物について、そしてあなたの事例で（建築家として）それらの設計を考えるとき、音はもっと重要な要素とは考えられないのですか？これらは私たちが絶えず感じている視覚や匂いのような感覚の一つです。音は、私たちが占めるすべての部屋、私たちが占めるすべての空間で経験するものです。

　

「音響と建築：過去、現在、そして未来」と題したパネルディスカッションで、英国の建築家であるFoster + Partnersのマイケル・ジョーンズ (Michael Jones)は、ブルームバーグの新しいイギリス本部で創造的なコミュニケーションを改善するためにどのように音響と音響が活用されたかを説明しました。ジョーンズは最初に、構造の古典的な抑制された外側を指摘しました。続けて「逆に、音が引き継ぐ内部では、空間は非常にダイナミックになり、ダイナミズムはブルームバーグの文化に関するものです。それはコラボレーションの文化を生み出します」

　

ジョーンズはメイヤーサウンドのコンステレーション・アクティブ・アコースティック・システムが大きめなミーティングスペースでどのように目標を達成したかを関連づけました。"(我々の口元にある)これらの厄介なマイクロホンを必要とするのではなく、観客の周りにそれらを配置します、この場合、部屋がすべてを行います。部屋の音響は電子的に変更されています。これは、私たちが達成しようとしていた自然な相互作用で知的交流ができることを意味します。

　

Meyer Sound Constellationプロジェクトディレクターのジョン・ペロー (John Pellowe)は、コンサートホール、大学、マルチユースイベントスペース、その他の企業施設で、世界中で使用されている他の多くのConstellationシステムを見直しましたが、電子技術は依然として補完的な物理空間です。「我々はまだ建築家や音響家とのコラボレーションが必要です」と強調しました。「これらの技術を悪いところに置くと、ベース・アコースティックが増強(エンハンスメント)に対応するように設計されていないと、役に立ちません。だから私たちは、時間の経過と共に、お互いのニーズを学ぶにつれて、より良い空間を構築するために建築家と協力し続けます。

　

最近の作品の回顧展では、Diller Scofidio + Renfroの建築家エリザベス・ディラー (Elizabeth Diller)が、ミュージカルやそれ以外のものを一体的な要素として、さまざまな構造、インスタレーション、イベントのマルチメディアレビューを行いました。彼女は、ニューヨークの急進的な新しいパフォーマンススペースであるThe Shedとの関係で、The Talking Headsのロックグループの創設者からの洞察を思い出しました。デヴィッド・バーンは、典礼音楽とゴシック様式の大聖堂やラップミュージック、そして車の中を満たしている急増するサウンドと、音と宇宙との関係について語りました。彼は、それが入っている特定の空間を満たすものとして楽曲を考えています。だから私は、この新しいパフォーマンススペースが、視覚と舞台芸術の間に新しい音楽の機会とインターセプションを生み出すことを願っています。

　

カンファレンスを終了するにあたり、スウェーデンのノルウェーの建築家Kjetil Trædal Thorsenは、新しいオスロ・オペラハウスを、音と空間の交差を支配する主要な創造的プロセスを幅広く見るための飛躍的なポイントとして使用しました。「聞くことは物事の中心にあなたの体を置く事です」と彼は観察します。 「何かを見ている間は物事の周りにあなたを置きます。同時にセンターと周辺の組み合わせでのみ、あなたは自分自身を宇宙に置くことができます。だから、音楽は建築のようにすべてそこにいることですが、それは他のものとの関係で自分自身を見つけ出すことにもなります」

　

公式の歓迎の前に、参加者は昨年10月からMAATのOval Galleryに設置された有名アーティスト、Bill Fontanaによる最新のShadow Soundingsを体験しました。

　

他のプレゼンター、パネリスト、アーティストはArupの音響学専門物理学者 Raj Patel、作曲家＆サウンドアーティスト MiguelÁlvarez-Fernández、サウンドアーティスト Bernhard Leitner、ビジュアルアーティスト Xavier Veilhan、建築家Louis Becker、JoãoSanta-Ritaなどが参加しました。

　

2016年後半にオープンしたTagus川沿いに位置するLisbonの新しいMAAT建物は、ロンドンのAmanda Levete Architectsによって設計されました。それはもともと1世紀の発電所であった既存の博物館の建物に隣接しています。MAAT複合施設は、ポルトガルのEDP財団が所有し運営しています。

　

reSITEは2011年に景観設計家のMartin Barry（RESONATEの全体主催者）によって設立され、建築、都市主義、政治、文化、経済の理解と相乗効果を支援する非営利のプラットフォームです。