去る3月18日から 21 日までの間、東京 三越劇場にて

ALLEN AND HEATH GLD-80 がミュージカルの現場にて使用されました。

三越劇場は 1927 年に建設された。開設当初は歌舞伎や新劇の劇団興行が行われ、 古典芸能と大衆娯楽の復興に貢献したが、戦争で一時閉鎖。戦後の 1946 年に現在の三越劇場として 復活し、今も様々な演目が行われる歴史のある劇場です。

今回の演目は宮本武蔵外伝と言うミュージカルで、16〜17 世紀の日本に実在した宮本武蔵と言う 剣術家が現代の日本にタイムスリップすると言う設定で、劇中で使用される楽曲もそれに倣うかの ようにロック、ジャズ、ハウスビートなど現代的なバッキングトラックと、日本伝統の笛、三味線、 そして鼓を初めとする和太鼓を組み合わせる事で構成される興味深い物となりました。

FOH/MONITOR エンジニア岩下浩二 氏(BE FREE Inc.)

SE/Audio Track エンジニア平野康宏 氏(Flat Field Co)

今回の演目では Two Man Operation で仕事を進めたのですが、劇場の FOH ブースが狭く 2 台のコンソ ールを設置するのには小型の物でなくてはいけないと言う制約がありました。

しかし 10 波のワイヤレス、数多くの PCC やガンマイク、バンドの為のマイク、SE/Audio Track の サブミックスなど沢山のチャンネルを扱わなければいけなかった為、小型でありながらも多チャンネル を効率良くミックスできる GLD-80 を選択しました。また今回はミュージシャンのモニターには 同じく ALLEN AND HEATH 製の ME パーソナルミキシングシステムを併用しました。

カテゴリー5e ケーブルを接続するだけですべてのモニター環境を構築する事が出来るこのシステムは、搬入から 4 時 間後にはリハーサルをスタートさせなければいけなかった今回の状況ではベストな選択肢であったと回想します。

音質、サイズ、セットアップの簡素化、利便性、コストパフォーマンス、

全ての面において、ALLEN AND HEATH GLD コンソールは世界中のコンソールの中でもトップクラスのクオリティーとソリューションを提供してくれる。

 

岩下 氏 (BE FREE Inc.)

Copyright(C)2016

All Rights Reserved